タイトルは
サザンオールスターズが
1992年に発売した
アルバムのタイトルだが、
ここ最近、
万葉集を読む機会があった。
2023年、ヨルシカが
文学を音源化した作品を発表、
その中の「都落ち」という歌で
万葉集の詩世界が歌われる。
〜人言を繁み言痛み 己が世に
いまだ渡らぬ朝川渡る〜
という、隠れて川に入り
会いにいくみたいな①恋の世界
第1巻くらいまでしか
読む気はないが、
描かれる世界はまさに万葉。
みなさんが国語で何となく習う
山上憶良などは
何ひとつ無い②貧しさを歌う
一方、本当に序盤から
多く登場するのは180°逆の
③天皇様の詩
我が君がどれくらい偉大なのか、
それはまた④大自然の詩という
形もよく見られる。
こうした万葉の世界は
サザンが92年に作ったアルバムでも
見事開花している。
ビートルズのホワイトアルバムも
同じく多彩な曲が演奏される。
ところで…
万葉集の中で、これは…!
という詩があった。
筆者お気に入りの詩はこれである
〜北山にたなびく雲の 青雲の
星離れ行き 月を離れて〜
別次元にブチ抜けてイッて
しまった虚しさを、美しく吟誦。