我が家のルールの一つに、
◉中学受験後にスマホを購入することができる。
というルールがあります。

時代遅れと言われようと、それが我が家の決まりです。

長男の中学受験が無事に終わり、
遂に彼の元に、スマホがやってきました。

それまでは、キッズ携帯を持たせていたので、初めてのライン、ゲームのダウンロードに彼は心を躍らせていました。
そんな姿が可愛くて、
「中学受験、頑張って良かったね。」と
当時は見守っていました。

スマホの使い方に慣れると、
友人達とライン通話をしながら、ゲームをしたり、テスト前でもYouTubeを長時間視聴してしまったり、そんな日々が続いていました。

内心は、いつになったら自分で使用時間を決めるのかなと思っていたのですが、彼を信じていたので、何も伝えることなく過ごしました。

彼は、学年では上位クラスですが、クラスの中では、
トップの成績ではありません。
テスト前も、勉強時間よりもスマホ時間を優先していたので少しずつ成績が下がっていきました。

さて、そろそろ進級。上位クラスに残れるかな、
どうするかな、と思っていましたが

数週間前のある日、彼がわたしに想定外の提案をしてきました。

「ママ、僕、中学受験で第一志望は不合格だったから、大学受験では第一志望に合格したい。僕は意志が弱いから、スマホがあったら、また第一志望の合格を掴めないと思うんだ。大学受験終わるまで、スマホは解約して、ガラケーにしたい。」

我が息子ながら、あっぱれでした。

友人達とのライン、ゲーム、YouTube視聴も、どれも楽しかったはずです。

スマホからガラケーにしたことが、正解かは分かりません。だけど、これからも彼の意志を出来る限り尊重していきたいと思います。

子どもは、あっという間に大きくなり、自分の意思で物事を決めていきます。
可愛い我が子と、子ども扱いをしていても、
突然、一人の人間として尊敬する日もやってきます。

子どもと過ごせる時間は、唯一無二であり、毎日が感動だと、改めて教えてもらいました。

君から時々くるラインメッセージ、写真を
ママは密かに楽しみにしていたので、少し寂しい気持ちもあります。

大学受験はまだ先だけど、第一志望の合格を心より祈ります。