ニューヨークでの最後の観劇、4本目は、マイフェアレディ。

 

 

このカンパニーでスウィングとして、そしてアシスタントダンスキャプテンとして活躍中の日本人俳優 由水南(ゆうすいみなみ)ちゃんがちょうどこの日に出演していることがわかり、急遽現地入りしてから劇場チケットボックスでチケットを購入しました。



 

2018年9月に神田沙也加さんのマイフェアレディを観劇していたこともあり、比較できるのもおもしろいかな、と思いましたが、まぁ全然違うから、まったく別物として観た方がいいかと。


こちらオフィシャルサイト↓

https://www.lct.org/shows/my-fair-lady/

 

 

劇場はリンカーンセンターシアター。

 


地下鉄①の66st. stationならすぐ目の前、59stのコロンバスサークルからでも徒歩5分くらいです。コロンバスサークルでお買いものやゴハンしてから歩いて劇場、ってコースも良いかと思います。

 

昔WAR HORSEをここで観たことがあるのですが、(半)円形で、客席と舞台が一体化しているようなつくり。



WAR HORSEもそうだったけど、この劇場ならではの演出がたくさんでおもしろかったです。

わたしはけっこう上手の席だったのですが、端の方でこまかい芝居している役者さんの様子もよく見えたし、客席側にある袖にも近かったので見たいところが多すぎて目が足りなかったです。

 

この日のイライザはメインのキャストさんではなくて火曜日だけ出演の方でした。息をのむような美しさ、は正直ないのですが(映画の影響か、こういうイメージが脳内にどうしてもあるのですよねぇ…オードリーヘプバーンさんの罪ですよ…笑)、かわいらしく、花売り娘から社交界に花開く成長ぶりなんか、とっても素敵でした。

 

フレディがアフリカ系の方で、こちらの方もスタンバイの方だったのですが、めっちゃめちゃいいお声で朗々と君住む街角うたってらした。。聴き入った。。。めっちゃいいお声ずるい。

 

そして、なんといってもイライザパパ(アルフレッド・ドゥーリトル)役の方が、私が観たときはノーバート・レオ・バッツさんで、めちゃめちゃコミカルにおちゃらけのんだくれ親父を演じてはったのですが、実はこの方WICKEDのオリジナルフィエロだったりするのです。。。ぇ、すごくないですか。あんなのんだくれ親父が…キラキラフィエロ…CDでよく聞いてたフィエロは彼だと…?と、知ったときは衝撃だったのでした。(俳優さんに疎くて教えてもらうまで全然知らなかった)

 

やっぱりいい作品。いい楽曲。いいストーリー。

心満たされました。

いい2019年の幕開けになったなぁ~

こりゃいい1年になるしかない。

 

終演後劇場すぐ目の前のPub、PJ Clarke'sでクラムチャウダーとハンバーガー食べて帰りました~(おいしかった!)

 



 


あっという間に2018年も締めくくりの時が来たようで、置いてかれてる感が年々増していくばかりです。

まだこないだ2018年始まった気がしてるのに。
体感2ヶ月…マツコさんといっしょ。

2018年に観たものたち(ミュージカル等舞台、コンサート、映画)をまとめておこうと。



【1月】
◎TERROR テロ @紀伊國屋サザンシアター
○(映画)嘘を愛する女

【2月】
◎ジーザス・クライスト=スーパースター @カルッツかわさき
◎FUN HOME @シアタークリエ
○グレイテスト・ショーマン
○スリー・ビルボード

【3月】
◎HEADS UP! @ACTシアター
◎ジキル&ハイド @東京国際フォーラム ホールC
◎Kinky Boots @韓国ブルースクエアインターパークホール (×2回)
◎BILLY ELLIOT @韓国ディーキューブアートセンター
◎メリー・ポピンズ @シアターオーブ 
○リメンバー・ミー

【4月】
◎修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極 @IHIステージアラウンド東京 (×2回)
◎李香蘭 @自由劇場
◎メリー・ポピンズ @シアターオーブ 

【5月】
◎ジャージー・ボーイズ インコンサート @シアターオーブ 
◎シラノ・ド・ベルジュラック @日生劇場 
◎モーツァルト! @帝国劇場
○娼年

【6月】
◎ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2018 @オーチャードホール
◎モーツァルト! @帝国劇場
◎シークレット・ガーデン @シアタークリエ
◎銀河鉄道999〜GALAXY OPERA〜 @明治座

【7月】
◎エンジェルボール @サンシャイン劇場
◎エビータ(来日) @シアターオーブ (×2回)
◎恋におちたシェイクスピア @自由劇場
◎アラジン @海劇場
○ワンダー 君は太陽
○未来のミライ

【8月】
◎RENT(来日) @シアターオーブ 
◎ノートルダムの鐘 @KAAT
◎キャッツ @キャッツシアター (×2回)
◎ゴースト @シアタークリエ
◎コーラスライン(来日) @シアターオーブ 
◎メタルマクベス @IHIステージアラウンド東京
○オーシャンズ8
○マンマミーア!ヒアウィーゴー

【9月】
◎ジャージー・ボーイズ(白、青)@シアタークリエ
◎アンドロマック @自由劇場
◎マイ・フェア・レディ @シアターオーブ 
○カメラを止めるな!
○プーと大人になった僕

【10月】
◎シンデレラ @シアターオーブ
◎マリー・アントワネット@帝国劇場 (×2回)
◎Kバレエ ロミオとジュリエット @東京文化会館 大ホール
◎華氏451度 @KAAT
◎ノートルダムの鐘 @名古屋四季劇場
◎生きる @ACTシアター
○判決、ふたつの希望

【11月】
◎深夜食堂 @新宿シアターサンモール
◎ライオンキング @夏劇場
◎ジャージー・ボーイズ(青) @神奈川県民ホール大ホール
○クレイジー・リッチ
○サーチ
・中川晃教コンサート

【12月】
◎サムシング・ロッテン!@東京国際フォーラムホールC
○ファンタスティックビースト
○くるみ割り人形と秘密の王国
○アリー/スター誕生
*WAITRESS
*MEAN GIRLS
*FROZEN



○は映画。
*年末年始はニューヨークで、これらはまた別でちゃんと記録するつもりです。


まぁまぁよく見たね。
ほんとはもっと見たいものあったり、同じものを違うキャストで見たかったりするんだけども…
見たいもの見たいだけ、見られる身分になれるように精進しろってことで2019年も適度にがんばりましょう✨

2019年は映画でみたいやつ(ディズニーもの)が立て続けだから楽しみだな〜😊
元気に、楽しく、たくさん舞台を見る1年にしよう〜!

ブロードウェイ3本目、FROZEN(アナと雪の女王)。

ディズニーの大人気作品。劇場もでかい。

わたくしアニメ見て、あんまりそんなに大好きな作品なわけではなかったのですが、一応、おそらくもうすぐ日本でも劇団さんがおやりになるだろうな(ただの推測)、というのもあり、やっぱりオリジナル観ておこうかな、と思いまして。

 

家族連れ、旅行客さんめちゃめちゃ多いです。

日本人の方もめちゃめちゃ多い。ウェイトレス、ミーンガールズではほとんど(多分わたしは見かけなかった)いらっしゃらなかったけどもフローズンでは日本語めっちゃ聞こえる。

客席でも後ろに日本人さん10人くらいかたまってて上演中もすごいおしゃべりになるから本当にちょっとだまってくれ、ってなりました。

小さいお子さん連れのファミリーも多くて、動くわしゃべるわまじ頼む、っていう2時間半。(140分、休憩含)

日本人だけじゃなくて観劇慣れてない方がブロードウェイで舞台みたい、って思われるのも素晴らしいことだとおもうし、どんどんご覧頂きたいと思うのですが、どうかどうか、最低限のマナーは事前に学んでからいらしてくれ、と思うのでした。

 

ただ、アニメも大好きなちびっこたちが大興奮しちゃうほどに素敵な舞台、ということも言えるかと思います。上演前に、「上演中は一緒にうたったりしないでね~」的なアナウンスもあったくらい。

 

こちらトレーラー↓

 

 

こちら劇場↓

 


44stなのでタイムズスクエアで遊んですぐ行ける劇場です。

 

こちら舞台↓

 


今回2階席だったのですが、この作品は多分近い席で見るより引きで全体が見える席の方が楽しめる気がします。

 

幕間、お兄さんやお姉さんがスヴェンとかオラフとか売ってます↓

 


こちらオフィシャルウェブサイト↓

https://frozenthemusical.com/

 

 

もうこれはあらすじとかいらんと思うので、感想だけ。

あんまり事前に予習していかなかったこともあり、すんごい効果つかってくるんだろうな~~という期待が高すぎたのか、「ぁ、そんな、そうでもなかった」感があったのが事実。

 

まずもって子役がかわいい。

雪だるまつくーろーってやりたい女の子たちがたくさんオーディション受けに来るんだろうなぁ。

オラフももちろんアニメと同じくおいしいポジション(形状は完璧LKのティモン)。

スヴェンは最後(カーテンコール)までスヴェンのまま。あれ九郎衛門やハイエナトリオなかんじでカーテンコールだけは脱いで登場させてあげたらいいのに、とか思っちゃったけど、スヴェンは最後までトナカイでした。人ではない。はい。

 

大人アナとエルサが、オリジナルキャストの方々だったのですが、ちょっとイメージより大人っぽいんですよねぇ、、もちろんとってもお上手なんだけども。

お父様がアフリカ系の方だったり、2019年2月からかな?オラフは女性が演じられるらしかったり、キャストの多様性が素敵な感じです。

 

…なんだろうか、いかんせんマチネで見たミーンガールズが大満足でホクホクだったためちょっとフローズンについてはそこまでのテンションになれなかったのですが、、、いやいや客席はみんな大満足大興奮、熱狂の嵐!だったので、こちらも老若男女、楽しめる素敵な作品だと思われます。

 

日本でやるときはアニメの歌詞のままなのでしょうか、高橋知伽江さんの…ありのーままのー…

まぁなにやってもチケットは売れる作品だと思うので、できるだけ素敵に仕上がるといいな、と思います。

やるのかやらんのか知らんけど笑。どうせ2020年の春秋オープンにあわせて杮落しでやるんでしょ、と思っています。

どーなるでしょか。





ニューヨークでの観劇2本目。

大好きだった映画「ミーンガールズ」。ミュージカルになる、とネットニュースで見たときからすごく観たかった作品。

2018年トニー賞最多ノミネート作品でもあります。(ノミネートだけだけども。)

*映画はこんなかんじ↓

 

(映画2004年なんだ…時の流れ…みんなピチピチ。)

 

日本とアメリカ、文化はいろいろと違えども、スクールカーストとか女子同士のいざこざとか、きっと誰もが「あったあった」「いたいた、こんなやつ」って共感しちゃうような内容なので、世代問わず、(客層は若め、ティーンとその親とかが多かったな~)楽しめるんじゃないかなぁ、と思います。

ミュージカル版も映画と同じくティナ・フェイ(映画では先生役で出演されてる)脚本で、ほとんどそっくりそのままミュージカル化されてました。

 

<ざっくりあらすじ>

両親の仕事でずっとアフリカで暮らし、自宅学習をしていたケイディは16歳ではじめてアメリカ、シカゴ郊外の高校に通うことに決め、意気揚々と学校にいきますが、初めてのことにとまどうばかり。

ジャニスとダミアンが、学校にはいろいろなグループがいること、そしてスクールカースト頂点に君臨する3人組の「プラスティックス」、特にそのリーダー的存在であるレジーナには近づくなと教えてくれます。近づかないはずが、ひょんなことからケイディはプラスティックスの仲間入りすることに。

数学のクラスでさわやかイケメンくんにひとめぼれしたケイディですが、彼は実はレジーナの元彼。ケイディの気持ちを知ったレジーナはあてつけのように彼とよりを戻し、ケイディは復讐に燃えて…

 

オフィシャルサイト↓

https://meangirlsonbroadway.com/

トレイラー↓

https://www.hollywoodreporter.com/video/mean-girls-broadway-trailer-1100571

 

 

 

まず、舞台上はこんなかんじ↓



こういう映像やプロジェクションマッピング使っての舞台って、すごくチープに見えちゃう場合があると思うのですが、これはとっても効果的というか、かわいく、SNS的なイメージで作品にすごく合ってたと思います。語彙力なさすぎるけど、「いいかんじ」です。

 

音楽もノリよくてめちゃめちゃ耳に残る曲が多かったし、何より歌うまさんばっかりのキャストでした。

主人公のいいお友だち役、ジャニスとダミアンの2人をはじめ、プラスティックスの3人も、もちろん主役のケイディも、めちゃめちゃ気持ちよいほどに歌える方々。このケイディ役のエリカさん、史上最年少でレ・ミゼラブルのファンティーヌを演じられた方だった。(しかもそれがブロードウェイデビューとか)

ラッキーなことにオリジナルキャストの皆さんを拝見できたのですが、もう大満足でした。

こちらオリジナルキャストのみなさんの情報まとまってる↓

http://artconsultant.yokohama/meangirlsmusicalcast/

 

愛すべきおばかキャラ、カレン役のケイトさんが、森泉さんに見えてしょうがなかった。めっちゃいい味だしてて好き。きっとみんなが彼女のこと好き。

アジア系のアシュリーさんが演じるグレチェンは、映画よりももっとなんだか切ないキャラに感じました。レジーナ(人気者)に好かれたい、自分も人気者になりたい、認められたい、みたいな気持ちから余計に悪循環とか。悪気はないけど嫌われたくないからコウモリ的になってしまうって、けっこう当てはまる人いるのではないかなぁ、と。自分にもそういう節あるなぁってしみじみ。(でもすごく笑わせられるキャラ設定なのでしみじみしてる暇はあんまりない)

テイラーさん演じる絶対的女王レジーナ様は美しく、スタイルも素敵で、いや~な感じもお上手でした。彼女Bring It Onでも拝見してるらしい(2012年だとおもうけど)のですが、大変遺憾ながら記憶にない。面目ない。

 

とにもかくにもめちゃめちゃ楽しい作品でした。

観られてよかった~~

万人におススメしやすい作品だと思います。

ずっと曲聞いちゃう。

 

劇場は52nd stと少し離れてるので移動はお早めに。




年末年始、6-7年ぶりのニューヨークへ行って参りました。

今回は、日数も少なく(賞味4日)、観たいものたくさんあったのですが、4本だけ。

内3本は事前にニューヨークに行く用事があった知り合いにお願いしてチケットを代わりに購入してきて頂いちゃいました。(ネットで自分で買うと手数料がバカにならなかったので。。本当にありがたかったです。)

TKTSやクーポンとかもあるし、一番安いのは当日のrushチケットなのですが、手に入るかどうかは不確かなので、確実にその日に観たいものはやっぱり事前に取っておくのが良いかと思います。

最後の4本目は、現地劇場のチケットボックスで購入しました。

 

12/29、今回の旅の1本目は、2016年のトニー賞作品賞、楽曲賞など4部門ノミネートでずっと気になっていた「WAITRESS」。

https://waitressthemusical.com/

 

2007年公開の『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』を基にしたミュージカルで、作詞作曲はシンガーソングライターのサラ・バレリスさん。去年「エビータ」の来日公演でエヴァを好演してらした彼女です。

彼女本人も主演ジェナ役を演じ、わたしたちが観劇した翌週くらいから出演されていて、現在も出演中のはず。(2019年2月3日までの限定出演)いいなぁ~サラさんのジェナも観たかったなぁ~。

 

「グレイテスト・ショーマン」で一躍有名になったキエラ・セトルさんもカフェのウェイトレス仲間のベッキー役で以前出演されていたそうです。(現在はチャリティ・ドーソンさん。)

 

 

<あらすじ>

アメリカ南部の田舎町でウェイトレスとして働くジェナは、パイ作り名人で、働いているカフェでも彼女のパイは大人気。

私生活では束縛のひどい旦那との関係に悩み、別れるべきか、と考えているところに妊娠していることが発覚。別れたくても経済的に不安で踏ん切りがつかず、旦那には妊娠の事実は告げないまま行った産婦人科でドクター・ポマドール(既婚者)と出会い、恋に落ちてしまう。そんな中、パイ作りコンテスト(賞金2万ドル)が開催されることを知り、これに優勝して賞金をもらうことができれば旦那と別れて生きていける、と活路を見出し奮起するが、旦那は妻の様子がおかしいとますます束縛するようになって…

※適当ですみません。詳しくはウィキべディア先生にお尋ねください。

 

 

映画みてから行こうと思っていたのに結局見れずぶっつけで観ちゃったのですが、ストーリーはわかりやすく、若干女性として旦那にイライラしたり、もうはよ別れようぜって思ったりしちゃいましたが。

まずですね、全体的に。

劇場に入ると売り子さんたちが瓶入りのお菓子売ってたり、緞帳はパイだったり、プロセニアムアーチというか、舞台の左右にたくさんのパイがディスプレイされたりして、かわいい。

テンションあがります。

劇場(BROOKS ATKINSON THEATER/47th st, btw broadway&8th ave)はそんなに大きくなく、上手後方だったのですが、ばっちり見やすかったです。

 

・ウェイトレス3人娘がいい味だしてました。すき。

・トニー賞でもオジー役の方が助演男優賞ノミネートしてたのですが、オジー、本当においしい役だと思います。

・最後の最後、娘ちゃんがべらぼーーにエンジェルすぎる。

 

以上の3点はお伝えしたいところです。(まとめすぎ)

 

舞台上で本当にパイ作りの芝居があって、粉や卵っぽいものやバターっぽいもの(実際は何を使っているのかわからないのですが)を使用しているので、むせたりしないかな~とか、扱い大変だろうな~と思いました。

ネットでいろいろ見てたら、ジェナ役の方はやっぱりパイ作りを練習するようなので、これはこれで大変やな、と思いました。歌いながらクリーム絞ったりするのけっこうなかなか難しいよね、きっと。

そして裏方も大変よね。片付けとかね。

 

とりあえず以上。

少しずつ編集加えるかもしれません。