瀬戸内海の名船12~ダイヤモンドフェリー | ふねきちのブログ

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 ニコニコいよいよ、ダイヤモンドフェリーの登場です。瀬戸内海の代表的な長距離航路といえば、阪九フェリー、関西汽船、そして、ダイヤモンドフェリーです。

 船左の写真が、元祖、ダイヤモンドフェリーの‘フェリーゴールド’、1970年の就航当時、オレンジ色の船体は、インパクト大でしたでしょうね。

 ニコニコ私は、当時のダイヤモンドフェリーには、お目にかかったことがありません。今治にいた私には、早朝の松山港に行く機会がありませんでした。

 船右の時刻表は、第2世代で、広島グリーンフェリーの‘グリーンエース’と‘グリーンアーチ’を用船して、それぞれ、‘おくどうご6,8’として、オレンジ色の‘フェリーパール、ゴールド’と共に、4艘体制をとっていた頃のものです。

 ニコニコそして、そして、ダイヤモンドフェリーの全盛期、白い船体にイルカのマークを配した‘フェリーダイヤモンド’‘クイーンダイヤモンド’が就航しました。左の写真は
、2000年に今治港に停泊中の‘フェリーダイヤモンド’です。

 船右は、同じく今治港を昼に出航中の‘ブルーダイヤモンド’です。当時は、神戸~今治航路の‘ほわいとさんぽう’や、‘おくどうご’が廃止となり、神戸~大分を結ぶ、ダイヤモンドフェリーが、松山に加え今治に寄港するようになりました。

 ニコニコ当初、今治止(神戸~今治)のダイヤがあり、早朝、今治に入港、折り返し、昼に神戸に向け出航していました。

 イカリマーク日中に停泊中のダイヤモンドフェリーは、当時、今治港のシンボルでもありました。

 船その後、惜しまれつつ、イルカのマークのダイヤモンド4姉妹は、海外売却、代わって、関西汽船の‘さんふらわあ こがね’がダイヤモンドのマークをファンネルに配し、関西汽船の‘さんふらわあ にしき’と四国寄港便として、大分~松山~今治~神戸航路に就航しました。

 ニコニコダイヤモンドフェリーは関西汽船と共同で、神戸~大分、阪神~別府直行便と合わせて、一日3便体制になりました。

 船その後、2009年に今治寄港廃止、関西汽船に始まった、今治と関西、九州を結ぶ航路がついに全廃されました。寂しい限りです。しょぼん

 ニコニコ駆け足で、紹介してきましたが、ダイヤモンドフェリーは、四国にとって、なくてはならない存在であり、身近な交通手段でした。

 しょぼん瀬戸内海大橋が架かり、便利にはなりましたが、瀬戸内海のひとつの風物詩である、多くの船が無くなったことは、船のある、瀬戸の風景が失われたということです。

 ニコニコ最後は、現在の最新鋭の神戸~大分直行航路船‘さんふらわあ ごーるど’と、2000年に明石大橋をくぐり、今治、大分に向かう、ダイヤモンドフェリーの勇士です。

 ニコニコ瀬戸内海航路の昭和から平成の一時代を築いた、ダイヤモンドフェリー、白い妖精の愛称で親しまれた彼女たちの姿は、これからも忘れません。