M弁護士と面談が始まった。
事前に準備したヒアリング項目に沿って質問をする。
1.なぜ妻は離婚と言っているのかお聞かせください。
M弁護士・性格の不一致です。
私・それだけですか?
M弁護士・それ以上は言っていません
2.妻にも事情があったと思うが、なんの相談もなく出て行って、連絡が取れなくなり、どこにいるのか安否すらわかりません。
なぜ妻はこのようなやり方をしたのか?なぜ話し合いの場を持てなかったのか?
M弁護士・一緒に住むのが難しい
3.妻と直接会って話をすることはできないのか?息子と会うことはできないのか?
M弁護士・難しい。今後も直接お話しする機会はない。
私・二人は今どこにいるのか?安全な環境にいるのか?冬休みが終わったら息子は元の学校に通うのか?
M弁護士・教えられない。元気です。
要領を得ないM弁護士の回答に少々苛立ちを覚えながらも、冷静を装う。
私は弁護士とは公正で公平な職業だと思っていたが、妻が依頼した弁護士だ。
当然私の味方ではない。敵だ。
そんな当たり前のことを今になって気づいた。
でも妻との接点はいまのところM弁護士だけだ。黒い感情を抱きながらも面談は続く。