前回は、人間の持つ五感の中で
なぜか嗅覚だけが、
他の感覚に比べてなぜか
重要視されていないのでは？！
という記事を書きました。
その理由は多分、嗅覚だけが
感情と直結していて、
他の感覚は全て理性の脳と
繋がっているからではないか？！
と思ったりしています。
感情は、理性よりも
処理速度が速く、
においを察知した途端に
直ちに感じ取ります。
つまり、❝考える❞よりも❝感じる❞
方が速いのですね。
そう考えると、嗅覚が
優れている事が
生物学的には一番
能力が高い事なんだな
と分かりますね。
しかし現代人は、歴史の中で
理性の脳をどんどん発達させ
相対的に生物としての感覚を
鈍化させてきたので、
自分たちが獲得してきた
理性の脳の方が価値があって、
動物的な感覚を軽視する
という側面があるのではないかと
個人的には感じています。
人間は、科学技術の進歩と共に
動物としてはそれに比例する様に
どんどん退化してきたな、と。
自分も含めてですね。
さて。
昨今、コロナによる
後遺症での味覚障害がよく
話題に上がっていましたが、
実はあれは、嗅覚障害では
ないのかと思っています。
味覚 と聞くと、味蕾で感じるものが
全てだと思われがちですが、
確かに、味覚の基本である
苦味、酸味、甘味、塩味、うま味
これらは確かに存在しますが、
それでは、鼻をつまんで
食べ物を食べてみると、味は
感じるんでしょうか？
多分、うっすら味は感じても
すごくその感じは弱くて、
美味しいとかどうとかは
あまり分からないのでは
ないでしょうか？
私達が普段、味だと
感じているものは
実は口腔内の奥の方で
鼻の奥と繋がっていて、
食べ物を口に入れた時に同時に
においを鼻の奥で感じ取り、
美味しいとかまずいとか
言っているのだと。
これも、知らない間に
においで感じ取っている
例ですよね。
生物は、当たり前ですが
食べ物を食べる事で
生き永らえてきた訳で、
食べられる・食べられない
の判断をするのも
全て嗅覚。
すごいですよね✨
だから、嗅覚って本当は、
ものすごく素晴らしくてありがたい
ものなんですよね！
嗅覚を感じるのと同じ
大脳辺縁系は、
潜在意識や無意識の脳とも
言われています。
だから、本当は香りによって
気分を操ったりする事が出来る！
また、今の自分の心の中に
溜まっている事が、
香りを嗅いでどんな
気分になるかで
分かったりもする。
嗅覚は感情なので、
正直なんですよね。
嘘がつけない。
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