身の回りのリスク ~自分を守るために -4ページ目

身の回りのリスク ~自分を守るために

仕事や業務でのリスク、なあなあになっていることが多いなと感じます。ミス防止、リスク対策、職場問題発見などの研修講師、企業での改善支援をさせて頂き感じたことです。感づいているけど、真剣に考える気にならないということではないかなと思います。

トヨタの在宅勤務の拡充のニュースは、さすがトヨタだなと感じました。総合職一万人以上が対象とのことです。


枠にとらわれない方法の選択と実行力には頭が下がりますし、これからの多くの企業の手本になってほしいです。


在宅にすることで、マイナス面もあるでしょうが、長期的にプラス面との総合的判断だと推察します。



さて、本日はリスクのトレードオフです。以前にもお伝えしました。


実は先日の研修でも、やはりトレードオフを考えずにアプローチする受講生がおられたのでその際にもお話しをしたのです。


あっちをたてれば、こっちがたたず。 これがトレードオフです。


例えば、仕事がつらい、全員が疲弊しているので、従業員を一人増やすのが、リスク低減になると結論した場合。


仮に、一人増やして実行したとしても、従業員が感じる「しんどい」というリスク、これらは健康やモチベーションだと思いますが、これらが回復するのでしょう。


しかし、組織としては一人分の人件費で、以前よりもコストがかかり、より「疲労」していくのです。リスクが新たに生まれた、あるいはリスクが増高したのです。


こう考えると、リスクを取っても取らなくても、全体のリスクの量は同じでは?リスクの種類が変わっただけでは?と思いますが、理論的にはそうなります。


リスクの総量は同じだとしたら、どちらかを諦めないといけないのか?どちらのリスクも最小限に出来ないのか?


実は、技術革新、新しい仕組み、人の能力発展、などによって、リスクの総量が 「下がる」 ことが知られています。


仕組みの 「性能」 を上げる、それはモノであっても、仕組みであっても、人であっても、組織の性能を上げればよいと言えます。


トレードオフがあれば、これら 「性能」 の観点から、何か出来ないか考えてみてください。


自分の一視点からリスクを考えても、その対策が動くためには、トレードオフを認識しないとほぼ実現しないですね

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