あなたが今、喜びを感じているのなら
今日に至るまでに、悲しみを感じたことでしょう。
あなたが今、悲しみを感じているのなら
これから先、喜びを感じることでしょう。
すべての存在は、いつもコインの裏と表のように存在している。
悲しみを否定すれば、喜びを感じることができない。
息を吸うことと吐くことは、同じリズムで繰り返される。
吐き続けることも、吸い続けることもできない。
自然のリズムに、体のリズムに委ねて
自分を優しく見守り、導いてあげよう。
常に存在するものがある。
その事実を、誰も否定できない。
喜びや悲しみは、いつもここに存在している。
あなたが認識しているときだけ存在しているのではなく
あなたが認識していないその時も
誰かがあなたを想っていたり、
もしかしたら、あなたを妬ましく想っているかもしれない。
ただ、あなたはそれを感じているか、感じていないかなだけ。
すべてを愛することは簡単じゃないけど、
決して難しくはない。
今ここ、大切な人を大切に。
そして、もし可能であれば
大切なひとの大切なひとも大切にしよう。
そうすれば、いつか世界はもっと優しく在れるから。
○プチコラム
自分と誰かの境界線がなくなりだしている今の時代。
「自分だけがよければいい」という
20世紀型の考え方はもう終焉を迎え
自分と相手の境界線がない
新しい価値観や存在を認識し始めた
ニューエイジ(今の10代、それ以下の子)が
誕生しはじめている。
わし自身も、自分より年下の子たちの才能や
可能性の大きさに、圧倒されます。
今の20代以上の大人の人達が、
その事実に気付かずに今のままでいけると想っているとすれば
後、数年もすれば、とんでもないしっぺ返しが来る。
才能のおおきさと、倫理観は関係ない。
才能や可能性は、彼ら自身が伸ばすことはできても
倫理観は、大人がこどもに伝えていく必要がある。
能力だけが高い子どもたちが、徐々に増えているのも事実。
今は大人の抑圧によって、無理に抑えられているが
もう少しすれば、その抑圧すら効果がなくなってくる。
子供達の可能性や才能は、大人の発想や手法をはるかに越えだす。
わしらが、尊敬されるような大人でいなければ
平然と時代に革命を起こす力を持っているだろう。
優しさの中に、厳しさを。
厳しさ中に、優しさを。
今、おとなたちの存在が試されている。