形にならない言葉を呟いてみる

それは瞼の幕にだけ映された秘密の丘

昨日の悪戯か
明日の朝日か

見上げてる丘は夢なのか

この部屋なのか

流れては消えていく風の丘
眺めている僕を
眺めている

夢なら夢のままで
部屋なら夢へ誘って

まるで教室の落書きのようなこの丘には

なにが

なにがあるのだろう

二つに一つの幸せと不幸せ
答えのないことが答えのような
秘密の丘

好きな女性の方

僕には行き止まりのような孤独が温もりをくれて

そしてはぐれていく

流れては消えていく風の丘
眺めている僕を
眺めている

夢は過去から出ることがなく
現実が未来の顔で

瞼の幕にだけ映された秘密の丘

どうすればいいのだろう

どうすればいいのだろう

今夜も瞼を閉じれば

瞼を閉じれば…
思い通りにいかないたくさんのことを
一つ一つ並べて

少し離れた場所から眺めてみた

心を決めるってなんだろう
譲れない線ってどこだろう

ハサミで切り取られたような月が
絵の具を溢したような雲に消えた

雨に打たれてもう一度考えてみる

思い通りにいかないたくさんのことを
一つ一つ並べて

少し離れた場所から眺めてみた

景色は消えて
景色は空になった
景色は青になった

君は青になった
僕の中を通り過ぎた人

心に埃のように積もり続ける

高速の車みたいに道程が数字になれば楽だけど

好きというのは距離でも値段でもなく
単位がないから

記憶の数だけ指を折るしかない

いつか

僕にはもう折る指がない
ということを知った時

今まで折った指の中で
一番先に思い出すのが

君だといい