源氏物語イラスト訳【夕顔298】入りたまへれば | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔298】入りたまへれば

入りたまへれば、火取り背けて、右近は屏風隔てて臥したり。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

入りたまへれ

訳)入っていらっしゃる

 

 

火取り背け

訳)灯火のかご遺体から遠ざけ

 

 

右近屏風隔て臥したり

訳)右近屏風隔て横になっている

 

 

【古文】

入りたまへれ火取り背け右近屏風隔て臥したり

 

【訳】

入っていらっしゃる灯火のかご遺体から遠ざけ右近屏風隔て横になっている

 

 

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■【入(い)り】

■【たまへり】

※【たまふ】

※【れ】

■【ば】

■【火取り(ひとり)】

■【背け】

※【背(そむ)く】

■【右近(うこん)】

■【は】

■【屏風(びゃうぶ)】

■【隔て】

※【隔(へだ)つ】

■【て】

■【臥し】

※【臥(ふ)す】

■【たり】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

いま、お堂に入ったんですね。

 

火取りを背けて遺体を寝かすのは、

当時の仏教的風習だったようです。

 

チュー

 

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