【帚木426-1】いと多くて
【古文】
いと多くて、
「見し夢を逢ふ夜ありやと嘆くまに
目さへあはでぞころも経にける
寝る夜なければ」
など、
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【源氏物語イラスト訳】
いと多くて、
「見し夢を逢ふ夜ありやと嘆くまに
訳)「見た夢を、あなたに逢う夜があるのかと悲しんでいるうちに
目さへあはでぞ頃も経にける
訳) 目までが合わないで、日にちも経ってしまったなあ。
寝る夜なければ」など、
訳)眠れる夜がないので」などと、
【古文】
いと多くて、
「見し夢を逢ふ夜ありやと嘆くまに
目さへあはでぞ頃も経にける 寝る夜なければ」
など、
【訳】
とてもたくさん書き連ねてあって、「見た夢を、あなたに逢う夜があるのかと悲しんでいるうちに
目までが合わないで、日にちも経ってしまったなあ。 眠れる夜がないので」などと、
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■【いと】
■【多し】
■【て】
■【見る】
■【し】
■【夢(ゆめ)】
■【を】
■【逢ふ(あふ)】
※【夢あふ】
■【夜(よ)】
■【あり】
■【や】
■【と】
■【嘆く(なげく)】
■【ま】
■【に】
■【目】
■【さへ】
■【あふ】
※【目合ふ(めあふ)】
■【で】
■【ぞ】
■【頃(ころ)】
■【も】
■【経(へ)】
■【に】
■【ける】
■【寝(ぬ)】
■【夜(よ)】
■【なけれ】
■【ば】
■【など】
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☆本日の『源氏物語』☆
光源氏の和歌☆
…なかなか難解ですよねぇ ;°Д°))))。
おそらく、あえて手の込んだものにすることで、
何を書いたか、分からなくしているのでしょう。
…なぜだか分かりますか?
ヽ(゚◇゚ )ノ