【帚木89-②】古文解釈~「墨付き」とは?
おはようございますあいです。
このイラスト解釈は、毎朝7時ごろに更新していきます。
毎日読むクセがつけば、着実に古文目線が身についてきますよ☆
途中からお越しの方は、【これまでのあらすじ】を読んでくださいね。
↓今日の源氏物語はコレ↓
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「…文を書けど、おほどかに言選りをし、墨つきほのかに心もとなく思はせつつ、…」
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【源氏物語~これまでのあらすじ】
桐壺帝の御子である光源氏は、臣下に降格してからも継母である藤壺宮を忘れられないでいました。ある五月雨の降る夏の夜、宮中の宿直所で、光源氏は頭中将(源氏の義兄)と、女性論の話になり、そこに友人の左馬頭、藤式部丞が加わって、さらに話は盛り上がります。「品定め」とは、身分を定めるという意味。頭中将は、女性の身分を3つに分け、その品定めをします。左馬頭はそれを受けてこう論じます。
今回は、「墨付き」の解釈です♪
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「墨つき」とは、現代では「墨をつける」とか、「お墨つき」などというイメージでとらえてしまう人も多いのではないでしょうか。
たとえば、
「墨つきほのかに」の解釈として最も適当なものを選べ。
1.墨の色も柔らかく光っていて
2.かすかに権威が見え隠れし
3.筆跡もぼんやりとした風情で
こういう場合、
「あれ…知らないな。でも、現代で『お墨付き』という語があるくらいだから…」
などと、やらかしちゃいますよねー!
(;゚;∀;゚;)
覚えた重要古語にない言葉が出題されると、
どうしても、現代語のニュアンスに頼ってしまいます><
もちろん、何かしらのヒントや糸口を見つけられたらいいのですが、
国公二次や難関私大では、そういうスキに、ヒッカケの選択肢を持って来たりするんですよねー;
(`・д´・ ;)
知らない語が問われたら、
■現代使われている感覚ではなく、漢字の字源を探る!
■直前・直後のつながりから、その展開を類推する。
正解は……3です。
根拠は…
1.「墨」が「光」っているという矛盾
2.「権威」では、直後「心もとなく」につながらない;
分かりましたか?
(●´エ`●)ノノ
今回の源氏物語イラスト訳はこちら→
あいでした
※夕方5時ごろに、【本日の重要古語】を更新しますね♪