【桐壺249-②】「おほなおほな」の解釈は?
おはようございますあいです。
9月に入っちゃいましたね~;;
(;゚;∀;゚;)
でも、自分のペースを貫いてくださいね♪
では…☆
【古文】
御心につくべき御遊びをし、おほなおほな思しいたつく。
・・・・・・・・・・・・・・・
【これまでのあらすじ】
桐壺帝は、最愛の女性だった桐壺更衣を忘れられず、よく似た藤壺宮を入内させました。桐壺更衣の忘れ形見である光源氏は、12歳になり元服し、臣下にくだされ、左大臣の娘である葵の上と結婚します。しかし、源氏の心の中には、ただ藤壺宮の面影があるのでした。
今日は、「おほなおほな」の解釈です♪
ーーーーーーーーーーーーーーー
左大臣家の婿となった光源氏…。
まだお若い光源氏は、左大臣家の体裁や、妻である葵の上への配慮には思いが至らず、
愛する藤壺宮の住まう、宮中にばかり「内裏住み(うちずみ)」していました。
5、6日、宮中に泊まり…
2、3日は、おざなりのように、左大臣家へ通い婚…☆
しかし、左大臣は、何らそのことに不平を漏らしたりしません!
今みたく、電話やメールなどの通信手段も発達していない昔は、
こんなふうに、毎晩、おもてなしの支度がなされてたんでしょうね;
(´・ω・`)
そして、左大臣は、光源氏のお気に入りそうな「遊び」を、常に考えていたのでした。
当時の「遊び」とは、管弦の遊び、つまり音楽くらいしかありませんでした。
その中で、若者向きのするようなものをセレクトしてたんでしょうね;
左大臣…
ほんと、ケナゲですよね~;
・°・(ノД`)・°・
ここで、左大臣の、このおもてなしを、
「源氏物語」の作者紫式部は、
「おほなおほな」というオノマトペで表現します。。
【おほなおほな】
…(身分、年齢、能力などに応じて)精いっぱい、できるだけ
あまり使われない副詞で、おそらくあなたの単語帳にも載ってないと思います。
(`・д´・ ;)
それでも、あなたは、このような知らない単語が入試で出てきても、きちんと対応しなくてはなりません!
ヽ((◎д◎ ))ゝ
では、「おほなおほな」の意味を知らなかった場合、
あなたはどんなふうに訳出しますか?
ーーーーーーーーーーーーーーー
なかなか、わが娘のもとに、通ってきてくれない婿君…。
ごくたまに、通って来られた時には、
左大臣は、婿光源氏の気を引くような管弦の遊びなどをし、
「おほな おほな(おーな おーな)」
気を遣っておもてなしなさいます。
ほら!
なんか、伝わってきませんか?
左大臣の健気さが…
!(´Д`;)
1つ、わからない単語があっても、
これまでの文脈と、登場人物の心情をつかんでいれば、
けっこう穴埋めできるもんですよ♪
(o^-')b
あいでした