今回も【Wikipedia
】天地真理より引用します。
「その後、減量に成功し痩身法についての著書『スリムになるってステキなことネ 天地真理の白雪姫ダイエット』(双葉社、1997年)を出版したり、ダイエット商品の広告で雑誌に頻繁に登場したりするようになる。」とあります。
わたしは、書店でこの真理さんのダイエット本を立ち読み、この方はやせられるとやはりきれいだななんておもってみた記憶があります。ただその後あんまり、天地真理さんのこと思い出すことありませんでした。
その後パソコンを買いインターネットを始めました。記憶によれば2003年ぐらいだったと思います。ウインドウズXPそしてビスタ、8と3回買い替えています。回線も最初はADSLで動画を見るとすぐ止まってましたが、その後NTT光回線に切り替え。本格的に動画等みるようになったのは、この5年ほどでしょう。
この動画の中で天地真理さんの動画で印象にのこったのは、やはり多くの真理ちゃんファンが批判されている「壮絶バトル 花の芸能界 衝撃の天地真理スペシャル!2003.9.4 日本テレビ 19:00~19:54」です。
https://www.youtube.com/watch?v=kso20k6RuOc
みんなで天地真理さんをいじめているような感じの番組で見てて不愉快でした。でもここでも終始にこやかな天地真理さん。いじられ役に徹している真理さん。真理さんの人柄のよさだけは、この番組の動画の中でも感じ取ることができました。これを見た人のコメントがこの動画に載っていますが、真理さんを擁護するコメントが圧倒的です。
またこの番組についても書かれている真理ちゃんファンのすばらしいコメントを紹介しましょう。
1人目は、真理さんの多くの動画を公開されているhiroIGA51
さんです。この方の動画も素晴らしいですが、その解説も負けず素晴らしいです。「また逢うためにさようなら」のアップの中で、以下のように書かれています。
https://www.youtube.com/watch?v=TbcJYGcjm3c
「あの高度成長期、経済最優先の時代。利益追求主義の芸能界で真理さんは商品にされてしまった。それは純粋に歌が好きで歌いたかった真理さんの願いと相対するもので、その狭間でたった一人で苦悩した若干22、3歳の真理さんを想ってしまいます。あの時、芸能界でどれだけの人が真理さんの歌手としての特出した才能を認識できていたでしょうか。きっと仕事が過酷だったという以上の壮絶な戦い・葛藤が真理さんの心の中にあったように思います。そしてその戦いに疲れてしまった真理さんを笑い、蔑むようなことが起こってしまった。それまで真理さんを絶賛していた人でも手の平をかえしたようにね。
そんなテレビ番組がありましたよね。台本があったような話も聞いていますが、もしそうだとしたらなんと残酷な事をするのかと私は思います。この日本で文化的に高い貢献をした真理さんを暖かくむかえる・・そんな構成こそ番組の本来とるべき姿勢だった。私はそれを呆然と見ていることしかできませんでした。
あの番組は羽を痛めて飛べない鳥に"飛べ、飛べ"とけしかけて、それでも飛べずもがき苦しむ鳥をみんなで笑う、かつて大空を誇り高く舞っていた鳥は何の抵抗もできずされるがままに、そんな番組でしたよね。出演していた方のお顔を今でもお一人お一人鮮明に覚えていますよ。その方達にはせめて出演拒否をするくらいの心意気を見せて欲しかったですね。同じ芸能界の仲間でしょう。大人がこういう真っ直ぐな姿勢を見せることで正しい子供が育つと思いますよ。違いますか?
ここまで残酷なことがよくできるなと私は一ヶ月くらい放心状態でした。
世の中とはこんなものですかね。私だって今でもいじめにいっぱいあっちゃって困っちゃいますよ。(笑) あまりひどい時はにっこり微笑んで徹底的に撃墜してあげますけどね!!ちょっと怖い話でしょう(笑)
そういえばその番組のプロデューサーはまだ局にいるのかな。いるならきっと今でも世の為にならない番組ばかり作っているんでしょう。またこういうのが視聴率とかいうのを稼いじゃうから結構しぶといんですよね。どこかであったら豆腐でもぶつけておきます。(笑)」
「この「また逢うためにさようなら」を聴いていると歌という聖剣をもって、自分の運命と正面から戦うジャンヌ・ダルクのような強い真理さんをイメージしてしまいます。」
「ところで、この曲の最後で「まーりちゃーん!!」と絶叫していた、あなた!! はい、そこの団塊世代の"あなた"です。今、何をされていますか? 真理さんを激励する"時間ですよ!!"。」
次にギタリストさんの「GOLDEN☆BEST/天地真理 コンプリート・シングル・コレクション・アンド・モア」のカスタマレビューです。天地真理さんがどんなに素晴らしい歌手だったか。この方のこのレビューは、本当に最高の天地真理さん紹介になっていると思います。この方が例の番組を含めて、以下のように語られています。
「数年前に見かけたテレビでは更に発声が困難になり音程も全くとれなくなってしまっていたが、おそらく彼女の頭の中では正確な音がなっているはずだ。容姿もすっかり変わってしまった彼女に対して番組に出演していた他の芸能人が腹を抱えて笑い転げていたがとても怒りを感じた。あれだけ人々の愛情と祝福と喝采を浴びて歌っていた彼女が今目の前でどうでもよい三流番組で笑いを浴びながら歌っているのだ。本人は何を感じながら歌っていたのだろうか、天地真理はそんな歌手ではない。思わず涙が溢れたけど、悪夢としか言えない残酷な時間だった。テレビ局も何か配慮はできなかったのだろうか?視聴率さえ稼げればなんでも良いのだろうか?彼女から不適切な発言もあったけれど精神的に不安定な状態に見えた。昔を知る人からは夢を壊されたと思った人もいて彼女に対するバッシングが強まったらしい。
確かに今の彼女は容姿や声だけでなく人格すらも変わったように見えてしまう。しかし、それは彼女の責任なのか?皆が寄ってたかって彼女を”商品”にして全てを貪っていった。その戦いと自己との葛藤によって引き起こされた結果ではないのか。彼女にとって歌は一番のプライドだったはずだ。その歌が歌えなくなった事、表現手段を失った事はどれほど辛いことだったかと思う。人間の貪欲な利益追求への欲望がかけがえのない特出した歌手の未来を奪ってしまった。もし神がいるなら、ほんのわずかな時間でもよいから、あの時の声をもう一度彼女に返して歌わせてあげて欲しいと祈るばかりだ。」
「あの時、彼女はアイドルとしてではなく優れた歌唱力と天性の美しい声によってあれだけ多くの聴衆を魅了したのだ。彼女こそ日本でも最高の歌手のひとりである事を私は疑わない。今、彼女は本来の表現はできなくなってしまったけれど、壮絶に歌いきり今も歌を愛し続けている。これほど愛さずにはいられない歌手がいただろうか。あの時、どれだけの人が彼女から愛と幸せを受けたのか。全盛期の彼女ほど美しい人はいなかった。これまでもいなかったし、これからもいないだろう。
もし健康さえ崩さなかったならば60才になられた今も変わらず美しい声で、より深い表現力を身につけジャンルを超え広い音楽を表現していたに違いないと思うのだ。”輝き”の代名詞だった”天地真理”という名前はこのまま”悲劇”の代名詞になってしまうのだろうか。音楽にしても美術にしても文化的、芸術的な行為は単に技術面だけで評価することはできないだろう。彼女の歌からは彼女を知る世代、知らない世代にかかわらず、歌が持つ真の暖かさと、今聴かれる他の歌とは全く違う世界を感じる事が出来るはずだ。この閉鎖的な世の中で彼女の歌は人々の心を救うものになるような気がする。彼女を知る人は沢山いるけれど、そのほとんどの人は本当の天地真理に気がついていないはずだ。彼女の歌があらためて評価されることを深く祈っている。」
「今もインターネット上では彼女を中傷する表現が見られるけれど、それらの人には全盛期の彼女をよく知らない人や、知っていてもその後の彼女が期待に応えた活動をしてくれなかった事に失望をしている人もいるかもしれない。しかしあの時、彼女はその歌によって、音楽によって、日本中の人々にあれだけの幸せを降りそそいでくれたじゃないか。ですから、もう一度天地さんの歌をよく聴いて欲しいし、声が出なくなる程に全霊をかけて残した彼女の歌にどうか敬意をもって、穏やかな時間を彼女に与えてあげて欲しいと願っているのです。」
この1年間、天地真理さんの歌に励まされると同時にこうした真理さんへの熱いコメントに励まされた私でした。