昨日の将棋話のついで
と言ってはなんですが
将棋にまつわる本の話を
プロ棋士の世界は
ほんの一握りの天才たちが
毎日のように鎬(しのぎ)を削る
それは厳しい世界でありますが
それだけに人物一人一人が
魅力あふれる人ばかりです
紹介したいのはこちら
この本は
そんな将棋界の天才達の人物像に
スポットライトを当てた物語
数多くの天才のエピソードが綴られています
著者は日本将棋連盟会長もつとめた
昭和の大棋士米長邦雄氏
米長氏自身が天才棋士の名をほしいままにされた
偉大な方なのですが
とても読みやすい文体で
週刊現代という週刊誌に
連載されていたものをまとめたものだそうです
2012年にご逝去された米長先生なので
藤井聡太棋士のことは載っていませんが
対戦相手だった永瀬拓矢棋士のことは
やさしく語っておられます
もしご存命だったら
藤井聡太棋士のことも
目を細めて熱く語られたでしょうね
がんでご逝去される直前まで
書き綴られていた
数々の棋士のエピソードは
少しでも将棋に興味がある方には
たまらないと思います
棋譜も少しは載っていますが
将棋が全然わからない方にもお薦めです
将棋の世界に生きる人たちの魅力に
あふれた一冊だと思います
もし書店などで目にされることがあったら
ぜひご一読ください