昨日病院の引き出しから出てきたもの
わかった方はいらっしゃるでしょうか?
その答えはメランジュールピペット(白血球用)といって
血液中の白血球を計算する時に使うピペットです
血液中の白血球の数を数える際に
赤血球が邪魔になるので
赤血球を溶かす作用のある試薬を使って
白血球数を調べるのですが
その際に試薬と血液を一定の割合で
混ぜるのに使うのがこのピペット
混ぜ終わった検体を
さらに特殊な目盛りの付いているスライドガラスに
流し込んで顕微鏡でカウントするというのが
血球数の検査の基本でした
赤血球数を計る時に使う
赤血球用のメランジュールピペットもあります
それは中のチップが赤でした
ごくわずかでも試薬が残ると結果に影響が出かねないので
両者は厳密に分ける必要があったのです
メランジュールというのは撹拌という意味があり
ピペットの膨らみ部分に入っている
小さなチップがポイントです
このチップが撹拌を助けてくれるんですね
今では血球数は血液検査の機械でやることがほとんどなので
このピペットも使う人もいないんだろうなぁと思っていたら
なんと!!
モノタロウでもきちんと販売していてびっくり!!
お値段も2万円くらい
そう聞いちゃうと
ただ捨てるのももったいなく感じちゃいますなぁ(笑)