さて昨日は狂犬病の集合注射の当番日でした
当番日というより
登板日といったほうがしっくりくるような感じで
獣医師会の会合で担当地域が決まるのですが
担当地域は毎年ランダム
二人から三人の班を作って
各会場をスケジュールに従って注射をして回ります
昨日は私が指を怪我していたのですが
幸いなことに
問診担当といって
飼い主さんからハガキを受け取り
その日の犬さんの状態を観察＆問診して
注射ができるかどうかを判断する係だったため
こんなポンコツな私でも
怪我した指にあまり負担をかけることなく
仕事をこなすことができました
狂犬病の集合注射に関しては賛否両論あり
動物病院がたくさんある現代では
予防注射は動物病院ですればいいのでは
と言う意見もありますが
この集合注射があるからこそ
まだこの程度の予防率を維持できている側面もあります
今でも集団予防に足る接種率は
下回っていると言われているのに
もし集合注射をこのままやめたら
狂犬病予防注射の接種率はさらに低下し
万が一隣国から狂犬病が入り込んだら
大パニックになるでしょう
日本人は狂犬病防疫に関しては
今までの防疫事業があまりにきちんと出来てしまって
人の死亡率ほぼ100%という狂犬病に対する認識が
甘くなってしまっているところもありますが
世界的には決して油断のできる状態ではないことだけは
忘れないで欲しいなぁと思います
そしてその思いがあるからこそ
全国の獣医師は社会貢献の気持ちで
自分の病院を休診して
患者さんに迷惑をかけて
集合注射のお手伝いをしています
さてその後
午後の大混雑の診察室
午後のトップバッターは久々の暴れ猫さんでした
「容赦ないなぁ〜(;~_~)9 」
網戸もぼろぼろでございます(^◇^;)
最近、どんなことで悩んだ？
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