昨日の猫の糖尿病のお話で
ソモギー反応についてさらっと流してしまいましたが
そもそもソモギー反応って何?
という方も多いと思うので
ちょっと補足説明します
ソモギー反応というのは
過剰な量のインシュリン投与によって起きた低血糖
に対して
体が反応して高血糖
となる
という正常な生体反応のことです
インシュリンを注射なり経口薬なりで過剰投与された際
薬が効きすぎて急激な低血糖となった場合には
生命維持のために肝臓が糖新生を行います(ソモギー反応)
その際の血糖上昇ホルモンの分泌亢進による影響が
12時間程度続くことがあり
一度下がった血糖値は反発して大きく上昇します
文字通りV字曲線を描くのです
このため血液検査のタイミングによっては
高血糖の結果
がでて
本来は過剰な量のインシュリンが注射されて
起きてしまった体の反応なのに
インシュリンが効いていないための高血糖
と勘違いされて
さらにインシュリン量を増やすという
間違った判断をしてしまうことがあるのです![]()
注射前の測定と比べて
単純に血糖値が下がらなかったからといって
インシュリン量を増やすと
低血糖→死亡という![]()
とんでもない結果を引き起こしてしまいかねない
それがさらに猫が興奮状態にあったり
入院というストレス下にあると
高血糖をもたらす結果となり
正確な血糖値も測定ができなくなりますし
インシュリンの適量もわからなくなります
時折他院から
糖尿病のコントロールができなくなった状態の子の話をきくと
たいていが血糖値測定において
様々なリスクファクターを除外できていないことで測られた
擬似高血糖を判断基準として
インシュリン量を割り出そうとしている
まるで間違った地図を見ながら
知らない街をさまよっているかのような
状態になっているケースがとても多いのです
昨日もお話ししたように
猫の糖尿病はとても難しい側面がありますし
そのことは否定できません
私自身もコントロールしきれなかった命があります
ただ、迷った場合は最初に戻り
インシュリンの量をもう一度少ない単位から始めながら
こまめな検査とともに評価していくと
出口が見えてくることもあります
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