買っちゃいました。
ってほど大したことではないのですが(笑)。
とってもお安いものなので。お高いのもあるんですけどね。
って、今気づきました。このポスター、トリミングされているのです。
つまり「部分」ってことになりますね。
どうもラファエロがいないなぁ、と探していたところ、
あれ?ユークリッドも・・・
画集を見たら・・・え~、しまったぁ。
でもいいっか。大きさがちょうど良いので。意外と大きいのですよ。
自分のオフィスを持ったら、そのとき、完全版を手に入れます。
プラトンばっかりに目がいっちゃって(笑)

ラファエロ・サンティ作
「アテナイの学堂」
ヴァチカン宮「署名の間」の東側のルネッタ(天井と壁の間にある半月形の壁面)に描かれています。
「署名の間」には、西側に「聖体の論議(教会の勝利)」、北側に「パルナッソス」、南側に「三徳像」が描かれています。

「パルナッソス」も欲しいです。
これは弦楽器を奏でるアポロンを芸術家たちが取り囲んでいる図です。ダンテもいます!
アポロンが弾いている楽器、ヴァイオリンみたいな楽器です。時代、ですかね。
アポロンと言えば、やっぱり竪琴でしょう、って私は思うのですが。

その時代を映す、という意味では、
「アテナイの学堂」
真ん中にプラトンとアリストレスがいますが、
その容貌は、
プラトンがレオナルド・ダ・ヴィンチ
アリストテレスがミケランジェロ
と言われています。
他にも同時代の人文学者や芸術家の肖像を使っているようです。

私は、あらゆる世界中の絵画のなかで、この「アテナイの学堂」が一番好きです(今の時点で)。
絵の上手さでは、近現代の画家にはかなわないとも思いますが、
この精神性の高さは最高位ではないか、と一人よがりです。

この絵を初めて見たときの衝撃は、今でも忘れません。
ここに集いし、古代ギリシャの哲学者、数学者たちと彼らに教えを請う人々の声が、ざわざわと聞こえてきます。
魂が揺さぶれました。良い意味でトリハダ。

「この絵のなかに入りた~い」
私の心の叫びです!なかなかの本気です。

黒澤明監督の「夢」という映画のなかで、寺尾聡演ずるところの主人公が、ゴッホの絵のなかに入るエピソードがあるのですが、
それそれ!
(ちなみに「夢」には、原発の恐ろしさを描いたエピソードが描かれていますので、ぜひ、ご覧になってください)


アテナイの学堂ポスター


プラトンとアリストテレス
プラトンは自著「ティマオス」を
アリストテレスは自著「倫理学」を手に持っている
プラトンは天を指差し
アリストテレスは手の平を地上に向けている
「ティマイオス」には「アトランティス」についての記述がありま~す


全体はこんな感じ
右下端から2人目がラファエロ
彼の目線だけこちらへ向けられていま~す
石造建築は古代ローマ風
壮大な連続アーチの美しさ
イタリア・ルネサンス美術の頂点のひとつと言われていま~す


こちらを見ているのがラファエロ

「ラファエロは、サインと自画像を控えめとはいえ描き込むことによって、みずから古代ギリシャ精神の継承者であることを宣言したのである」(小川熙)