そういえば、参議院選挙って、いつの間にか、衆議院と同じような仕組みになっていたのですね。
参議院の必要性が取り沙汰されている昨今ですが、それも頷けるところです。

投票するポイントとして、改憲、原発、景気経済、外交、子育て、社会保障など様々でしょう。

原発については、全く無視されそうになりかかっていましたが、テレビでも、推進か推進でないか、再稼働するのかしないのか、を尋ねるようになりました。
これで、完ぺき推進なのが、自民党だけ、ということがよく分かりました。自民党は推進ではない、と言っていますが。。。

社会保障については、どうでしょう、ほとんど語られることがないように見えます。
私は、政治というのは、社会保障、つまり国民を守ること、が第一の仕事だと思っています。そこから発して、さらに諸々の政策がある、と言っても過言ではないくらいに感じています。
異論は多々ありましょうが。

国民を守ると言うと、そこはやっぱり国防軍でしょう、だから、改憲です、という話になりそうですが、日本の平和憲法は、アメリカの介入があったとはいえ、世界で唯一の戦争はしません憲法ではないでしょうか。
もちろん、時代の変化に伴う不具合もありますゆえ、改正は必要だと思います。

もしかすると、一番恐ろしいのは、21条かもしれません。
「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」というのが、自民党草案です。

安倍さんはそもそも、権力を振りかざした行動をしばしば行っているようにお見受けいたします。

7月6日、民主党の細野氏もメルマガにて「自民党の取材拒否について」と題して、以下ように述べられています。
「自民党の取材拒否を受けて、TBSが謝罪したと報道されました。TBSが報道局長名で提出した文章では、自民党の指摘を「重く受け止める」という表現がなされていますが、選挙期間中の取材拒否を恐れるあまり、曖昧な文章での早期決着を図ったのでしょう。
もうひとつ印象に残ったのは、この件を他の報道機関、特にテレビメディアがほとんど批判しなかったことです。この一件で他の報道機関に対しても十分な萎縮効果を発揮したといえるでしょう。
今後、自民党は同様の方法でメディアを死に追いやっていくでしょう。そして憲法で表現の自由が制限され、行く行くはネットにも及ぶことを強く危惧します。
私はこの件を見過ごすことはできません」
取材拒否の背景は、発送電分離などを決める電気事業法の改正案が、参議院で首相問責決議案が可決されて、結局廃案になったことについて、TBSが、自民党を批判する識者のコメントを流した、というものです。それに安倍さんが激怒しての制裁だったようです。

細野さんに同感です。
これでは、どこぞの独裁国家についてあれこれ言えません。

元外務官僚の田中均さんに対して「外交を語る資格がない」などと発言した例もありました。
最高権力者が、もと官僚とはいえ、いち日本国民に、このような高飛車なこと言うというのは、どうしたものでしょうか。もちろん、その背景に様々あることは、私ですら承知しています。
が、似たようなこと、と申しますか、同様のことが、あちこちで起きているのだろうな、と想像できます。
これに関しましても、細野さんが「最高権力者のあり方」として述べられています。また、これは、twitterでも、安倍さんからの反撃があり、話題になりました。

結局、反対意見を言ったり、言うことをきかなかったりすると不具合が降りかかってくるので、誰も逆らえなくなるのです。どこぞの独裁国家よりもたちが悪いと言わざるを得ません。

半年ほど前でしたか、成蹊高校の恩師が安倍さんの当時を振り返った「授業中、安保問題でかみつかれた」「立場違う人 大事に」という見出しのインタビュー記事の最後は「国家が教育を管理したり、人の内面を問題視したりしてはならない。安倍君には健康に留意し、東北の全面復興に取り組んでほしい」と締めくくられていました。(毎日新聞2013年1月)
(こちらへ移るまえのブログにも書いています)
この先生の助言につきるのでは?

人には支配欲、というものがあるのは確かです。万人にあると言ってよいでしょう。
しかし、そうしたネガティブを乗り越えて、愛の人になっていくことこそが、魂の目的だし、人の上に立つ人こそ、我が身も然ることながら、そのように国民を導いて、より良き国家をくつっていく、という仕事が使命なのではないでしょうか?

権力というのは、それほど恐ろしいものなのですね。
そこに気づかないということは、まあまあ、そうは言っても、日本は幸せな国なのですね、今のところ。→古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』『僕たちの前途』参照。(古市氏につきましては、前ブログにいくつか記事があります)

話が広がりました。

既得権との闘い、しがらみの排除、制度改革、などなど、社会の変革はどうなったのでしょう?
多くの方々がおっしゃっていますが、それらは、自民党にはできません。
民主党なら、という期待も、脆くも崩れ去りました。

みんなの党は、消費税も改憲も、その前にやるべきことがあるとずっと言い続けています。
ぜひ、それを実行していただきたいものです。
そろそろ本気で力を出していただきたいです。

上記の事々につきましては、マスコミにも重大な責任があります。
コメンテーターたちも、愛ある未来論を語られていますが。異口同音、多くの文化人たちが言い続けていますが、そのことが、変革の力となっているように見えません。何も変わってきていません。
なぜ変わらないのか?

まずは、ひとりひとりが選挙へ行きましょう。投票しましょう。
そこからスタートです。
愛の未来へ!


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