初めてのSさん家
「今から家に来ない?
あのワイン一緒に飲もうよ!」
急な誘いにもビックリしたが
Sさんの家に誘われた事に
嬉しくて、プレゼント渡して良かったー
と思った
家によぶって事は
一歩前進だよね?
あの時はそんな気持ちだった
私は次の日仕事だったので
もう泊まる気満々で
シャワーを浴び
次の日の準備をして
おつまみにオシャレなチーズを買って
ルンルンで行った
遅かったね…と言われてしまった
Sさんの部屋は
あんまり物がなくてキレイで
照明にこだわっていて
落ち着いた雰囲気の部屋だった
ワインをあけて
乾杯してチーズを食べながら
まったりとした時間を楽しんだ
そして、その日も結ばれた
何回も泊まりに来てたけど
結ばれたのは初めてご飯食べに行った日と
この日の2回だけでした
でもあんまり相性は良くなかった
朝になり、私の方が早く出勤するので
先に起きて準備をした
行ってくるね!と言って
玄関まで見送ってくれたので
「行ってきますのチューは?」
って言ってみた…
Sさんはあんまりそういうの
好きではなかったのか
面倒くさそうに
チューしてくれたけど
2人ともカサカサの唇だった笑笑
チューって言うより
カサカサって感じだったので
何かちょっと私が想像していた
朝のバイバイとは程遠かった…
外はすごく寒くて
行きのバスの中が暖かく心地よかった
Sさんの家に行った事が
嬉しくてのぼせたように
頭がボーっとしていた
昨日の夜の事を思い出し
余韻に浸っていた
でもそれから、またあんまり連絡がなくなった
何となく私もSさんと付き合っても
ちょっと価値観が違うかもなぁー
と思いはじめていた
でもあの頃は自分に都合の悪い事は
あまり考えないようにして
カッコいい部分や
Sさんと付き合ったら
皆んなに自慢できるとか
そういう気持ちがあったんだと思う
段々と意地になってきて
自分から連絡すると負けだと思って
毎日神様に連絡がくるように祈った
連絡がくる?こない?みたいな
タロット占いを毎日やったり
常に携帯を気にしながら毎日を過ごしていた
続きは