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イスラエル、新約聖書をたどって

高校の入学式で初めて讃美歌を歌った。
そして配られた重々しい紺色の表紙の『聖書』。
ぱらぱらとめくると、2000年以上も昔の、遠い国での出来事が難しい言葉でつらつらと書かれてあった。

毎朝行われていた礼拝の20分間のほとんどは、うたた寝の時間として割り当てられていたけれど、聖書を読むこと自体は決して嫌いではなかった。聖書の言葉は時に私を支え、励まし、新たな価値観を与えてくれた。そして、ゆっくりと聖書の世界に惹かれていった私は、いつの日かこの聖書の舞台となった土地を訪れてみようと心に決めていた。

あれから、10年以上の月日が流れ、私はようやくこの足でイエスのゆかりの場所を訪れることができた。
イエスの生まれた場所。育った場所。宣教した場所。奇蹟を行った場所…。
殺された場所。そして復活し、昇天された場所。

私はその場その場で聖書を開き、イエスの足跡をたどった。
聖書の言葉が自分の中にしみわたってゆくのを私は感じた。
そしてそれは、なんだかとても心地よかった。

ひとつずつの場所について、ここで何かを綴るのはよそうと思う。

代わりにそれぞれの場所にゆかりのある聖書の言葉を抜粋してみることにした。
(以下、すべて『新共同訳聖書』より抜粋)

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【受胎告知教会】(ナザレ)
天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。」(中略)マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。
『ルカによる福音書1章30-38』


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【聖誕教会】(ベツレヘム)
ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町のナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上っていった。身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
『ルカによる福音書2章4-7』


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【ミルク・グロット】(ベツレヘム)
占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言われた。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトへ逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」
『マタイによる福音書2章13』


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【ヤルデニット】(ティベリア)
そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。(中略)そこで、エルサレムとユダヤ全土から、またヨルダン川沿いの地方一帯から、人々がヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼(バプテスマ)を受けた。
『マタイによる福音書3章1-6』


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【ヤルデニット】(ティベリア)
そのとき、イエスが、ガリラヤからヨルダン川のヨハネのところへ来られた。(中略)イエスは洗礼(バプテスマ)を受けると、すぐ水の中から上がられた。そのとき、天がイエスに向かって開いた。イエスは、神の霊が鳩のように御自分の上に降って来るのを御覧になった。そのとき、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」と言う声が、天から聞こえた。『マタイによる福音書3章13-17』


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【ガリラヤ湖】(ティベリア)
イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。
『マタイによる福音書4章18-20』


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【主の祈りの教会】(エルサレム)
「祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。(中略)だから、こう祈りなさい。
『天におられるわたしたちの父よ、
御名が崇められますように。
御国が来ますように。
御心が行われますように。
天におけるように地の上にも。
わたしたちに必要な糧を今日与えてください。
わたしたちの負い目を赦してください。
わたしたちも自分に負い目のある人を
赦しましたように。
わたしたちを誘惑に遭わせず、
悪い者から救ってください。』
『マタイによる福音書6章5-13』


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【山上の垂訓教会】(ティベリア)
イエスはこの群集を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。そこでイエスは口を開き、教えられた。(中略)「体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身は明るいが、濁っていれば、全身が暗い。だから、あなたの中にある光が消えれば、その暗さはどれほどであろう。」
『マタイによる福音書6章22-23』


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【パンの奇蹟の教会】(ティベリア)
弟子たちは言った。「ここにはパン五つと魚二匹しかありません。」イエスは、「それをここに持ってきなさい」と言い、群集には草の上に座るようにお命じになった。そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群集に与えた。すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、十二の籠いっぱいになった。食べた人は、女と子供を別にして、男が五千人ほどであった。
『マタイによる福音書14章17-21』


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【主の泣かれた教会】(エルサレム)
エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、言われた。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら…。しかし今は、それがお前には見えない。」
『ルカによる福音書19章41-42』


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【オリーブ山】(エルサレム)
イエスがそこを出て、いつものようにオリーブ山に行かれると、弟子たちも従った。(中略)イエスは苦しみもだえ、いよいよ切に祈られた。汗が血の滴るように地面に落ちた。イエスが祈り終わって立ち上がり、弟子たちのところに戻って御覧になると、彼らは悲しみの果てに眠り込んでいた。イエスは言われた。「なぜ眠っているのか。誘惑に陥らぬよう、起きて祈っていなさい。」
『ルカによる福音書22章39-46』


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【聖墳墓教会】(エルサレム)
この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、「渇く」と言われた。(中略)イエスはこのぶどう酒を受け取ると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。
『ヨハネによる福音書19章28-30』


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【聖墳墓教会】(エルサレム)
その後、イエスの弟子でありながら、ユダヤ人たちを恐れて、そのことを隠していたアリマタヤ出身のヨセフが、イエスの遺体を取り降ろしたいと、ピラトに願い出た。(中略)彼らはイエスの遺体を受け取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従い、香料を添えて亜麻布で包んだ。
『ヨハネによる福音書19章38-40』


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【メンザ・クリスティ】(ナザレ)
その後、十一人が食事をしているとき、イエスが現れ、その不信仰とかたくなな心をおとがめになった。復活されたイエスを見た人々の言うことを、信じなかったからである。それから、イエスは言われた。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」
『マルコによる福音書16章14-15』

バイバイ優くん、バイバイ広大。

トルコ、イスタンブールで出会った優くんと広大と私。
2ヶ月間一緒だった彼らとエジプトでサヨナラをした。

あれから私は一人でイスラエルを周り、今、アンマン国際空港にいる。
今夜の便で、インドに向かう。

「泣かないしっ。」って強がりを言っていたけれど、
いざ別れ際となると、こらえきれずに私は号泣した。

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その生意気さと、行き過ぎた悪戯に
時々、本気で怒ったりもしたけれど。

だけどやっぱり私は二人といるのが好きだった。
出来るだけ長いこと、一緒にいたかった。

すごくすごく、楽しかったから。

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優君。
もうパソコン盗まれないでね。
アフリカから無事に帰ってきてよね。

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広大。
私に作ってくれた曲、まだ歌ってもらってないからね。
きっと何処かで歌ってください。約束したよ。


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しっかり者の優くんと
方向感覚バッチリの広大に
私、頼ってばかりでした。

ありがとう優くん。
ありがとう広大。

バイバイ、またね。
元気でね。

ギザのピラミッド

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ギザのピラミッド。
やっぱり本物は違うんだなぁ。と思ってしまった。
ここまで大きいと、ピラミッドの謎なんてどうでもいいくらいに
ただただ圧倒される。格好良い。

せっかくなのでピラミッドの中にも入ってみた。
ひたすら急な階段を登ったその先には
ガランとした部屋に、お棺のような石がひとつあるだけだった。
手を叩くと、ものすごく反響した。
お香が混ざったような少し甘い匂いがするひんやりとした部屋。

瞑想している観光客がいた。

ピラミッドパワーによって頭が良くなるらしいので
私は切実にそのことを願った。
賢くなりたいのだ。

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悪名高い、ピラミッドのらくだ乗りたちは
びっくりするくらいにみんな親切で優しかった。
タダでらくだに乗せてくれた上に、磁石のお土産をもらってしまった。

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どちらかというと現地ガイドっぽいノリさんと一緒に記念撮影。

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ルクソールとかアスワンとか南の方にも行きたかったのだけど
時間とか、航空券とかの都合で今回はお預け。
ということで、また来ます。エジプトさん。