北海道クリームシチューのCMが増えてくる季節となったからではありませんが、ぽち太が始めて北海道に行った時のお話第二回目
この頃のぽち太は、お金がなかったせいもあるんですが、グルメに目覚めていたわけでもなく、昼間はファストフードや、街の定食屋さん、夜もキャンプの時はカップ麺、ホテル泊の時はホテルの安食堂で済ませてました
それでも不思議と「北海道の食い物はうめぇっ」感がいっぱい味わえたのは、何でもない道路脇に出現する、取れたてじゃがいもやトウモロコシの屋台のお蔭でしょうか?
札幌の大通り公園でも同様の屋台がありましたが、見渡す限りの畑の中で食べた方がずっと美味しかったように思います
屋台を切り盛りするのは、農家(風)のおっちゃん、おばちゃんだったり、バイトの高校生?だったりですが、屋台の隣にバイクを停めて屋台の人とお話してると、チャリンコで1人旅をしているおねいさんがやって来て、話の輪に加わったり…
う~ん、青い春ですねえ
驚いたのは、夕張市を通った時
かつて炭坑で栄えた町に、過疎化の波が襲ってきているコトは知っていましたが、その言い様のない寂しさにショックを受けた事を今も覚えています
未舗装の道の脇に、炭坑労働者の方向けと思われる古びた平屋の木造住宅が並んでいますが、人の気配はほとんどなく(生活の気配はアリ)、かろうじて小さな子供が2~3人遊んでいるのを見かけました
この通りには、ここで暮らす人よりも多いのではと思う程、沢山の赤トンボが飛び交っていたのを覚えています
しかし、この街の外れまでくると大きな収穫が
熟れすぎて出荷出来なくなった、夕張メロンが3玉500円で無人販売されていました
初物なんかが大都市に出荷されると、十万円前後の値がつく超高級メロンが3つで500円
この日のお昼は、当然夕張メロンでした
もちろん、ちゃんと500円払いましたよ
今はメロンアレルギーで食べられないのが残念
ビックリと言えば、食べ物ではありませんが、釧路を訪れた時
その日は深い霧が出て、伸ばした自分の手の先がやっと見える程度…
恐る恐る走っていても、気が付くと目前にトラックのテールランプが見えて、ビビりまくることも…
一旦太陽が隠れると、真っ昼間でも寒い北海道
釧路市街を通った際に見た温度と言ったら、なんと17℃
バイクで走ってる分、寒さが強く感じられて、雨も降ってないのにカッパ来てるぽち太の目線の先には、Tシャツ一枚で歩く地元のおねいさん
特別強烈な出会いがあった訳でもない、始めての北海道でしたが、見るもの、感じるもの全てが新鮮で驚きの連続だったように思います
○十年たっても、こんなに色々思い出せるのは、感受性が豊かな若い時だったからかもしれません
番外編的な話になりますが、フェリーで敦賀まで帰って来たとき、雨が結構降ってたのを覚えています
カッパの脱着も面倒だし、中は蒸れて汗臭いし、ご飯も食べるのが億劫でしたが、途中見つけたコンビニでおにぎりを買い、廃業したガソリンスタンドの屋根の下で食べた時の美味しさも忘れ難い思い出です
普通の人なら惨めな体験かも知れませんが、家に帰るまでのたった1週間、生まれて始めて全てを自分が決めて、自分の責任において行動した1週間だったのかもしれません
今だから言えるコトだけどね(照)
次回からは北海道編2として、2~4回目分を一気にご紹介(の予定)