パリに来て以来、安いからと手に入りやすいからという理由でバゲットを中心に洋食生活してました
が、半年過ぎて一時帰国で5日間ご飯中心の和食生活をしたところ、すこぶる胃腸の調子が良いということを実感。さらに、パリ生活に慣れてなんとしても郷に入れば郷に従わねば!という気合も薄れた結果、日本食食べたい…という欲求が増えてきたこと、フランス人同僚からお米をどうやって美味しく炊けるか聞かれるようになったことから、お米を食べ始めました。
ただ、やはり日本産の日本米は高く、日本品種のイタリア産もやや高く、いきなり㎏単位では買いにくい…ということで、500g単位で売っていたイタリア産のちょっと良さげな日本米らしきものとモノプリで買えるRiz Rondで炊飯してみました。
Riz Rondは日本米のような丸いお米のことでパリではあまり見かけません。基本はタイ米のようなRiz Long。しかも最後の"d" も"g"も発音しないので、カタカナだとどちらも"リ ロン"。会話では"R"と"L"の発音で聞き分け/言い分ける必要があります。
(まあ、そんな会話しませんが。)
イタリア産PREMIUM SUSHI RICE500g アジア食材店K-martで500g 1.8ユーロ
モノプリブランド(イタリア産) Riz Rond500g 0.89ユーロ
米粒は日本米より随分小さめ。高いだけあって寿司こまちの方が精米がしっかりしているのか色白。
色々ネット検索した結果、ヨーロッパのお米は乾燥しまくっている・精米が甘めということで、米は研がずにしっかり洗う(乾燥かつ小さくてもろいので研ぐと粒が割れてしまう)、炊飯前の吸水をしっかりすることが大事のようです。
そこで水が透明になるまでしっかり洗い(ぬかが残っていると変な臭さがでる。)、しっかり30分ほど色が白っぽくなるまで水につけてからお鍋で炊きました。
お米と同量もしくはそれより多めのお水を入れ、最初は強火で沸騰したら中火で12‐15分ほど水分がなくなるまでコトコト炊き、10分蒸らせば完成!
寿司こまちが炊けたところ。
寿司こまちはほぼ日本で食べてたのと一緒。Riz Rondは匂いなどは気になりませんが、ちょっとパサつく感じでした。ただどちらも十分美味しく、普段使いに食べられる感じでした
Riz Rondの方はパサつくのでお水の量を大胆に増やしてみたり、オリーブオイルを入れてみたり、良い炊き方を少し研究してみたいと思います。あるいは、酢飯やチャーハンにはべたつかなくて逆に良いかもと思ってます。
ちなみに、お米がうまく炊けないと言っていたフランス人の同僚に、日本と水質が違うからVolvicとかBRITAの水を使うと良いよ、と教えてあげたら”水かー!!”とびっくりしてました 日本茶もそうだよ、と教えてあげたらさらにびっくりしてました
フランス人は昔から硬水に慣れているのでBRITAを買ってみても良さが分からず、使っていなかったりするようです。