この日はまた三菱1号館で開催の、
【浮世絵Floating World 】へ。





こないだは第2期“北斎・広重の登場”でしたが、
今日は第3期の“うつりゆく江戸から東京”です。

浮世絵は一見西洋画より地味に見えますけど、
色の組合わせ方が派手だと思いますし、
平面的かと思っていた画が動き出しそうなほど立体的に見えてきたりと、
知れば知るほど面白くなります。

第3期で目を引いたのは横浜絵。
色使いが、とにかく派手です。
外国人も描かれております。
外国船や、廓の様子など新たな文化が入ってきたのが伺えます。

また、小林清親の画も目を引きます。
西洋の影響もたくさん受けた画家らしく、日本画的なものと西洋画のようなものと技法がかなり違うものがあり興味深いです。

小林清親の画は美人画でなくても、
そこはかとなく色気を感じましたが、
その中でも、
この一枚が目に焼き付きました。




この絵の中に別世界があるように、この女性の色っぽさが生々しいです。
そして、揺れる水面に花火が煌めく様はより一層儚げに映ります。
(あくまでも私の感じたままです。)




この展覧会、第1期に行けなかったのが、悔やまれます。
この斎藤コレクションの作品数には驚かされますし、展示の流れも時代別・シリーズ別になっており、
私のように素人でもわかりやすいですね。

浮世絵は保管方法が大変らしいですが、また開催して欲しいです。



前回掲載漏れの三菱1号館内部。