「私はロボットではありません」テスト、難度アップで困惑

 

より抜粋


ノートパソコンでウェブサイトに
ログインしようとしていたときだった。

スコット・ノーバーさんは気付くと、
ジャケットとベストを着た森の生き物の周りに
花と何切れかのスイカが浮かんでいる
奇妙な絵をじっと見つめていた。

「アライグマのちょうネクタイをクリックしてください」。
指示にはそう書かれていた。



 

CAPTCHAは
Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart
(コンピューターと人間を区別するための完全に自動化された公開チューリングテスト)
の頭文字を並べて作った言葉で、
ボットが善意の人間ユーザーのふりをして
ウェブサイトやデータベースを混乱させることを
防ぐための手段として、2000年ごろに開発された。
人間だけが解ける問題を出して、
ユーザーに人間であることの立証責任を負わせている。

企業がCAPTCHAを導入したのは、
ウェブサイトをクラッシュさせたりユーザーの
セキュリティーを侵害したりする可能性のある
ボット攻撃を防ぐためだ。

ボットは人間の行動をまねるが、動きは人間より速い。
つまり、あなたが買おうとしていた
テイラー・スウィフトのコンサートチケットを、
テクノロジーに精通したダフ屋が1秒もかからずに
手に入れるかもしれないということだ。