より抜粋
米実業家イーロン・マスク氏は8日、
最も賢い人間をしのぐ人工知能(AI)が
「来年もしくはおそらく2年以内」
に開発されるという見通しを示した。
さらに、自身が立ち上げたAI企業「xAI」の
対話型AI「Grok(グロック)」の次期バージョンである
「Grok2」のトレーニングが5月までに完了する見通しとした。
ただ、最先端の半導体の不足がトレーニングの妨げになっているとし、
Grok2のトレーニングには米半導体大手エヌビディア製
「H100」2万個が必要と明かした。
さらに、これまではチップ不足がAI開発の大きな制約となっていたものの、
今後1─2年は電力供給が極めて重要になるという見方を示した。
【コメント】
誰が「最も賢い人間」なのだろう?
ソクラテスの友人がアポロン神殿で
「ソクラテス以上の賢者はいるか」と神に尋ねたところ、
ソクラテス以上の賢者はいないという答が返ってきた。
もしも人間のなかでいちばん賢い者がいるとすれば、
それは「自己の無知を自覚している者」のことである。
人工知能も「自分が何も知らない」と自覚するのだろうか?
でも、それでは「ソクラテスと同じ」でしかない!