より抜粋
AIがあらゆる職場に浸透する日も遠くないかもしれません。
そんな時代に、私たちに何よりも必要とされるのが
「自分の頭で考える力」です。
大変な時代、とんでもない時代がやってきました。
これまで常に地球上の知性をリードしていた人間の位置付けが、
変わる可能性が出てきたのです。
それは、言うまでもなく人工知能(以下AI)の
飛躍的な発展によるものです。
そんな時代に、私たち人間がやるべきこととは、何なのでしょうか?
皆さんは、どこまで「自分の頭を使って」
考えていると言えるでしょうか?
AIやクラウドコンピューティングといった
ICT(情報通信技術)の飛躍的な発展に伴って、
「単に多くのことを記憶している」ことの
価値が下がり続けています。
また、人間の仕事の中でも単に定型的な仕事だけでなく、
これまでは知的な仕事と考えられていた仕事、
特に「知識や経験の量で勝負する」仕事は、
次々と機械に置き換わっていくことになるでしょう。
そんな時代に人間がすべきこと、
必要とされることは何なのでしょうか?
それが「自分の頭で考えること」です。
その力を持つことによって、私たちは、
より自分らしい人生が送れるようになります。
■「相談する力」
「自分の頭で考える」の反対語は
「他人の頭で考える」ですよね。
では「他人の頭で考える」とは「どゆこと?」でしょうか・・・
それは、ズバリ「相談する」ことです。
相談すれば「自分の頭だけ」ではなく
「他人の頭を使う」ことが出来るのです。
相談する時の注意点は、
自分と「同じ意見の人」に相談してはいけないということです。
「同じ意見の人」に相談すると「確証バイアス」が働き
ますます「自分の意見に固執」してしまうからです。
「他人の頭で考える」場合は
「自分とは違う意見の人」に相談しましょう。
「他人の頭で考える」と「自分の頭で考える」より、
より多くの選択肢を得られます。
【追記】
相談の後には、「判断力」や「決断力」が必要なことは言うまでもありません。
【追記2】
ちなみに、現代のAIは「自分の頭で考える」ことは出来ますが、
「相談する」とか「判断する」とかは出来ません。
囲碁や将棋のAIは、AI同士て「対戦する」ことによって強く(賢く)なる
ことができますが、生成AIでは、まだAI同士で「相談する」ことが出来ません。
自分の「思いつくまま」に質問に答えているだけです。
「判断」には、さらなる「ブレイクスルー」が必要です。