キリンビバレッジ(東京都)が販売する
メロン味のミックスジュースについて、
消費者庁は6日、原材料の大部分が
メロン果汁であるかのような
パッケージ表示が景品表示法違反
(優良誤認)に当たるとして、
同社に再発防止などを求める措置命令を出した。

実際はメロン果汁は2%程度しか使用していなかったという。



対象となったのは、
2020年6月~22年4月に
トロピカーナ100%まるごと果実感メロンテイスト
(900ミリリットル入り、税抜き250円)で
使われていたパッケージ。

100% MELON TASTE
厳選マスクメロン」といった表示や、
メロンにストローを刺したイラストが
注ぎ口の部分などに表示されていた。

消費者庁によると、
実際には果汁の98%程度がブドウリンゴバナナで、
メロンはわずか2%程度。

同社は4月に消費者庁から指摘を受け、
現在はパッケージのデザインを変更。

メロン以外の果物のイラストを大きくしたほか、
「100% MELON TASTE」を
「100% FRUIT JUICE」に修正するなどして
商品を販売している。

キリンホールディングスの広報担当者は
「メロンテイストという商品名のため、
メロンを押し出す形になっていた。
誤解を与え申し訳ない」とコメントした。