意識とは何か【最終章】
 「意識」と「無意識」
意識レベル
 
医者が患者の意識があるか無いかをはかる尺度
ジャパンコーマスケール(JCS)は、
3-3-9度方式とも呼ばれていて、
数値が大きくなるほど重症になります。
 
Ⅰ=刺激しないでも覚醒している状態
0 意識清明
1 だいたい意識清明だが、いまいちハッキリしない
2 見当識障害がある
3 自分の名前や生年月日が言えない
 
Ⅱ=刺激をすると覚醒する状態(刺激をやめると眠り込む)
10 普通の呼びかけで容易に開眼する
20 大きな声やゆさぶりで開眼する
30 痛み刺激と声かけを繰り返すとかろうじて開眼する
 
Ⅲ=刺激しても覚醒しない状態
100 痛み刺激に対して払いのけるような動作をする
200 痛み刺激で少し手足を動かしたり、顔をしかめる
300 痛み刺激に反応しない

 
へ~そうなんだぁ、としか言いようがありません。しかし
意識が「有るか無いか」の「二者択一」でない事だけはハッキリ分かります。
 
我々が、日常生活で「意識が有るか無いか」を感じるのは
「起きているか、寝ているか」そして、その中間くらいに「夢」があります。
 
また、起きている時に無意識に○○をしてしまった、とかもあります。
 
さらには、眠っているのに体が勝手に動く夢遊病患者など…
 
 
 
【脳内現実理論】brain reality theory で説明すると
 
①人が起きている時
 脳内現実がONである。アバターもONである。
 
②人が寝ている時
 脳内現実がOFFである。アバターもOFFである。
 
③夢を見ている
 脳内に、外界に殆ど対応していない仮想現実が出来ている。
 
④起きている時の無意識の行動
 脳内現実はONであるが、アバターが瞬間的にOFFになる。
 (我を忘れる状態。無我夢中。脳がアバターを経ずに体を動かす。)
 
⑤夢遊病の状態(寝ている時の無意識の行動)
 脳内現実は低いレベルでONであるが、アバターがほぼOFFである。
 
 
便宜上ONOFFと表現しましたが、中間に無数の状態があります。
また「脳内現実」とは「現実」に即した脳内の仮想現実。
アバター」とは「自己」とみなされる脳内の仮想現実。です
 
 
当然「脳内現実」とか「アバター」とかのコトバを使わなくても
意識と言うものを、説明することは可能だと思います。
 
しかし、「バーチャルリアリティ(仮想現実)」とか「アバター」とかの
コトバが比較的浸透してきた今日なら、このような表現の方が
糞ムズカシイ専門用語で説明されるより、ずっと分かりやすいのではないかと…
 
 
最後に意識とは何か

 

脳が自ら作り出した脳内現実とアバターを『モニタリング』している状態。\(-_-;)バラエティカ!

 

脳内現実理論《目次》

 


 
追記
 
自分の目で、自分の目を見ることは出来ない (オリジナル名言!)
 
同じように、自分の意識を、自分で意識することは出来ません。
鏡で自分の目を見るように、
 一度、アバターに自分の意識を落としこまなければ「自分の意識」は意識できないのです。