昨年12月、学校の伴奏オーディションに初めて挑戦する、と練習を始めた小学生生徒くん。
今まで、オーディションなんて話、全くしたこともなかったのですが、
彼から私にある日、言って来たのです
「もしかしたらオーディション、弾く事になるかもー！」と！
それは私もびっくりしたのですが、
その気持ちになっている事が嬉しく、今をどう大切にして、どう、挑戦させていくかを考えました
オーディションに挑戦する前に、まず学校で、
「ピアノが弾ける人」、その次に、「ペダルが使える人」と、絞って聞かれたそうです。
学校によりオーディションや決め方は様々ですね。
「ピアノが弾ける人がいても、ペダルをふめる人ーってきかれたら人数が減ったんだよ」
、と生徒くんが教えてくれていました。
今回挑戦した生徒くんは、昨年の発表会の曲でペダルデビューしていたので、
ペダルは使える、と自信になっていたのだと思いました
経験から得る自信は本当に大きな産物。
和音も多く、いつも教本で弾いている曲より難しい曲でしたが、前奏が少しずつ弾けてくると、
弾くのが楽しくなってきているのがいつも伝わってきていました
そして、練習途中では、『発表会もこれ弾こうかな~』と言った事が何度かあったぐらい、
その曲に愛着も沸いてきていました
（伴奏譜だけどね、いいよ！発表会で弾くなら先生メロディ何かで弾くよ、なんて思っていました）
普段は、『もう1週間経ったの！もうレッスンの日！？やってなーい！』なんて言いながらレッスンに来る事もあったのですが、
オーディション挑戦を決めて、毎日欠かさずに猛練習をしたこと、年末年始の、ぐでーっとしたい時期にピアノを沢山自ら進んで弾けたこと、
伴奏という楽譜に初めて触れれたこと、
難しい曲に挑戦して弾けるようになってきている事、全てが彼の大きな進歩でした。
先日レッスンで、『自分は選ばれなかったよ』、
『レッスン時間変更してくれてありがとうございました』と。
自分の言葉で言ってくれて、色々な意味で、胸がいっぱいに
これまでの日々で、
『もう最後まで弾けている子もいたよ』など周りの状況も冷静にみながら、最後まで本当に自分の決めたことに向かって、よく頑張ってくれました
生徒くん、頑張っている日々もきっと楽しかったのだと思う
帰り際に、お母様から、担任の先生からの連絡でこんなに弾けるなんて、と驚かれていた、などの話も教えて頂きました
この2ヶ月半本当に頑張ったし、何よりすごく彼自信の変化を感じましたし、ピアノも心もすごく成長したと感じました
音楽が大好きで、流行りの音楽にも敏感な彼、昨日は、
『発表会、クラシック弾こうかなー』
なんて言い出してくれました
また一緒に弾き進めていくのがとても楽しみです
是非こちらも
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