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ごぶさたですね
突然ですが、皆さん、
「サプライズ」ってお好きですか?
お誕生日とかのときに、
御本人に内緒で、
貢物や菓子類を用意する、アレです。
私ねー、
「サプライズ」を目撃するたびに、
思い出す風景があります。
中学生だったか高校生だったか、
とにかく、10代のわくわく期にね。
親しい友だちの誕生日に、
各自が個人的に貢物をするよりも、
みんなでわいわいしたほうが楽しかろうと、
わりと「サプライズ」の言い出しっぺだったのですね。
でね、いざ、私の誕生日になるとね。
みんなを仕切る人が、誰もいないわけです(笑)。
しかも、私の誕生日は、
8月14日。
学校はもちろんおやすみですし、
もっと言うたら、お盆ど真ん中で、
みんな、田舎や旅行に行っちゃってるわけ!
そんなふうにして夏が過ぎ、
秋も終わりかけるころ、
私のもとに、友のひとりから、
一本の電話がありました。
「しーちゃん、あのね、
いま、私の友だちの誕生日プレゼントを買いに来てるんだけどね、
しーちゃんだったら、何がほしい??」
……へ?
「あのね、もし、しーちゃんだったら、
誕生日に、なにをもらったらうれしい???」
えーーと(^_^;)
私は、送る側のひとが、私のことを観察して、
「しーちゃんはこれが欲しかろう」と、
推理して想像してくれたものがうれしいです。
「……(少しの間)……
うん、それでもね、
具体的に何が欲しいかって聞かれたら、
何が欲しい??」
だから、私は、ものが何かよりも、
誰かが私のことを想像してくれることがうれしいです!
……って言ったんですけどね。
通じなかったね。残念ながらね。
その頃の私は、
ちょうどオルゴールブームだったので、
そのことを伝えると、
「ええとね、箱をあけると音楽が流れるのとね、
お人形の下にねじがついてて、スカートの裾に、
『Happy Birthday!』って書いてあるのと、
2種類あるんだけど、
しーちゃんだったら、どっちがうれしい???」
……このへんで、正直いうと、
ちょっともううんざりしててだな(笑)。
なーーんかわかんないけど、
誕生日記念になるものだと、
いーんじゃないっすかーーー。
って、超適当な返事をしたらですよ。
後日、みんなに満面のドヤ顔で迎えられ、
多少のお歌と手拍子とともに、
渡された箱を開けたら、その中には、
ねじをまわすとお人形がまわるタイプの、
そしてそのお人形のスカートのすそに、
「Happy Birthday!」と書かれた、
オルゴールが入っていたのでした!
……ありがたいなあーー。
愛されてんなーー俺。
みんな、人にあげるプレゼントは、
少なくとも、自分で決めよう!!
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