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生徒の満足度90%超!
大学受験の予備校で、現代文の指導をしているaikoです。

「大学の、その先」を考えた教育を提案します。

 
はじめましての方はこちらもどうぞ。
 
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勉強の記事を書くつもりだったのですが、
気になる記事を読んだので まずはこれから。

ネット上で交際が始まり
ある程度までネット上で関係を深めるため、
初めて会った日にそのまま
自宅やホテルで肉体関係を持つ高校生が
特定の層で増えている

という旨の記事です。
「特定の層」というのは私見による補足です
後述しますが、全ての学生に当てはまるわけでは
ないと思います



大前提として、
最近の高校生(や大学生)は
さほど恋愛に積極的ではないように感じます。

例えば以下は去年の記事ですが、
交際経験があることと
今恋人がいることは別問題であることが分かるし、
そもそも「交際したことがある」も
どの程度を「交際」とするか 不明確。
数日一緒に登下校しただけでも交際と認識する学生もいるし、
長く付き合ったり肉体関係を持っている交際もあるし

実際に恋人がいるのは20%弱であり、
特にコロナ後の学生達は
それ以前に比べて恋愛への意欲は
薄いように思います。
推し活など 他に熱意を向ける学生も多い。
もちろん以前からそういう学生も多いですが、
特に近年は恋愛以上に楽しいことはたくさんある
という認識が強いように思います


でも恋愛する学生達の中に
ネットの無かった親世代には考えづらい
認識が生じつつあるわけです。










もちろん以前からナンパなどで出会い
「素性の分からない異性」と関係を持ち
悲しい思いをする学生はいます。

ナンパした相手と結婚した
という例もあるわけですから
出会い方として絶対悪ではないかもしれませんが、
恋愛上級者向けなのは事実でしょう。
運が良かったり上手く割り切れる場合は別にして

「素性の分からない異性」と関係を持つことは

多くの場合 リスクのほうが大きいと思います。

私は絶対に嫌です···




でもそれがネット上でのやり取りとなると、
対面で行うナンパ以上に
相手の嘘を見抜きづらくなると思います。


かつてとは異なり、
今は親の目の届かない
スマホの中で 子ども達の人間関係が完結する。
友達の自宅に電話して
ドキドキしながら友達のお母様に
「〇〇ちゃんはいらっしゃいますか?」と
聞いていたのが 懐かしいですね。


SNSなどで出会い
電話したり一緒にオンラインゲームをしたりと
ネット上で交流を深め、
お互いの素性は何も知らない状態で
下手したら本名も知らない
でも親しい間柄だと認識してしまう。

これは実際、教え子達からも話を聞きます。
例えばコロナ禍、大学もオンラインでしたが
「彼氏ができた!」と報告してくれる学生も
いました。
語学のクラスメイトでまだ会ってないけれど
付き合うことになった、と。



お互いの素性が分かっていたり
お互いに同じ想いであれば
問題ないのでしょうけれど、
実際は そうではない場合が多いです。



先にも書いた通り
これは「特定の層」の話になります。

賢い学生達は
ネット上で出会った人との恋愛より
大切なことがたくさんあることは分かっている。
し、かなりの割合の学生にとって
恋愛自体が さほど重要ではなくなってきている。
全員が危険に晒されるわけではありません。


しかし。


真面目だったり
あまり人間関係を築くのが得意でなかったり
お友達はネット上で素敵な出会いをしていたり
心が弱っていたりすると、
賢い学生でも ふらっと靡いてしまうかも。
相手が悪意を持って近づいてきていたら なおさら
口先だけならどんな調子の良いことも言えますから









親は子ども達の交際関係を
ある程度 把握することは必要だと思います。
それは大学生や社会人であっても、です。

友人や恋人などは、
そもそも周囲に言えない様な相手と
交流すること自体が 間違っている。

しかし、把握することと干渉することは別です。
干渉しすぎると いわゆる毒親になります。

ですから私達親は、
子どもの側が話しやすい環境を作ることを 
最優先にする必要があります。
干渉しすぎると 話してくれなくなりますので。



この時。

出会った場所をきちんと確認したい。

これは今までの勉強会でも
言い続けてきていることなのですが、
今回の記事を読んで 心底そう思いました。

犯罪に巻き込まれるリスクもあるわけで、
しっかり我が子と話し合える環境を
作りたいですね。