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生徒の満足度90%超!
大学受験の予備校で、現代文の指導をしているaikoです。

「大学の、その先」を考えた教育を提案します。

 
はじめましての方はこちらもどうぞ。
リブログ、大歓迎です。
 
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「大学受験で、推薦入試が 増えている」

というのは よく耳にすると思います。

正確には学校選抜型推薦と呼ぶのですが、

正式名称はどうでもいいので 分かりやすい呼び方を使います。

親の世代の大学受験はもう参考にならず、

むしろ変化が早すぎて 昨年の情報すらあてになりません。



その中で。



これは本当にまずいなー···と思うのが

推薦で合格させるために?

高校側が

5段階評価で 5を乱発する

という現象。










指定校推薦は 昔からありました。

学内の評定平均を必要としますから、

偏差値の高い高校で5を取るのは大変

偏差値の低い高校で5を取るのは

大変ではありますが 比較的楽

という不公平は 昔からある。


指定校推薦は

枠が1つの学部につき1つ

ということも多いですから、

希望者が複数いれば熾烈な戦いです。

とはいえ、

ワンランク下の学校に入り

その中で頑張って上位に入って

早慶の推薦を取るという裏技は

一般入試より楽な場合も多いです。


ただ、この指定校推薦がまだ公平だったのは

偏差値の低い高校には

そもそも指定校推薦の枠が少なかった

ということです。




この流れが、今、変化しています。











今の大学入試の推薦は 

指定校推薦だけではありません。 


そして。

中高の成績の付け方は、学校によります。




10年以上前から某高校は


授業に出席すれば4

提出物を出せば5


をつけており、私は驚愕していたのですが、


最近こういう学校、増えてます。

ここまで露骨じゃなくても

かなり5が取りやすくなっている。

偏差値の低い学校ほど。

評定平均が高い方が 推薦で有利ですからね。



一方で、

偏差値の高い学校は

こういう評定平均の出し方をしません。




なんか、頑張るだけアホらしい。

たくさん働いて

たくさん税金を取られ補助は減らされ

はよく言われますが、同じじゃないですか?


たくさん勉強して

推薦を取るチャンスを減らされ、みたいな。


頑張る意欲を削ぐ風潮が

高校にも及んでいて悲しいです···









もちろん、評定平均が高くても

学力が足りなければ

ペーパー試験でバッサリ落とされることも多い。


例えば慶應義塾大学の公募制推薦推薦などは

勉強を頑張っている学生は合格し

学力不足の学生は不合格なので

きちんと選抜されてはいます。




が。




そもそも評定平均が足りなければ、

出願ができない学校も多い。



全国的に見れば優秀だけれど

偏差値の高い高校に在籍しているが故に

評定平均が足りず

推薦の試験を受験すらできない


逆に 


さほど優秀ではないけれど

偏差値の低い高校に在籍しているが故に

評定平均が足りて

推薦を受験→合格の可能性あり


ということもあるのです。




各大学が推薦の枠を増やしている一方で、


例えば早稲田大学政治経済学部は

学力の低い学生をふるい落とすために

政経受験を廃止し(かなり前のことですけど)

数学を必須科目としています。

早稲田大学自体は

全体としては推薦の枠を増やしています。


本当に、何がやりたいのか分かりません。




早慶など

私立大学に合格することを

人生の目標とするなら、


中学受験や高校受験では

実力よりワンランク・ツーランク下の学校を受け

高い評定平均を得て

推薦で大学受験突破!


が 現段階では最良な気がしてなりません。


それで社会人になった時

どうなるかは分かりませんけどね。