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生徒の満足度90%超!
大学受験の予備校で、現代文の指導をしているaikoです。
「大学の、その先」を考えた教育を提案します。
はじめましての方はこちらもどうぞ。
リブログ、大歓迎です。
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「学生達が、辞書をひかない」
というのは、最近特に 顕著になっています。
これ、タブレット学習の弊害でもあるそうで。
タブレットだと、知らない単語はクリック1つで意味が出てきてしまうそうで、
(そうなんですか?私はやり方が分からないのですが···)
きちんと辞書をひいたり 知らない単語を覚えたり、という作業を しない傾向にあるそうです。
まぁ、「すぐ分かる」なら暗記しようなんて思わないですよね···
が。
そもそも「知らない言葉の意味を知る」というのは、「勉強」ではありません。
幼少期ならまだしも、小学校高学年以上の年齢であれば、辞書をひくことは勉強ではない。
勉強の事前準備とでもいいましょうか。
例えば包丁の刃を砥ぐことは、一般的には「料理」とは呼びません。
料理を円滑に進めるための事前準備であり、料理の技術はその道具の上に存在する。
料理の腕を磨きながら良い道具を使えば、さらに料理は上手くなるでしょう。
勉強も、同じです。
語学であれば、語彙力が豊かであればより読解力が向上する。読解力が向上すればより高度な文章にふれる機会が増えるから、語彙力も上がり、さらに読解力も上がっていく。
良い循環の完成です。
(ここで言う語学とは、英語だけに限らず現代文古文漢文など全て指します)
「ほんやくコンニャクが実現すれば、外国語なんて勉強する必要ない!」とか
「翻訳ソフトに翻訳してもらえばいい」とか
英語勉強嫌いな人が言いがちなことだし、
「古文/漢文なんて 今使わない言葉を勉強する必要はない」とか
古漢嫌いな学生ならまだしも大人まで言ってカリキュラムを変更するような世の中ですが、
言語はコミュニケーションツールである以上に、その言語により形成される世界の 文化や思考を学ぶ手がかりです。
人間は言語で思考するのであり、思考の引き出しは多い方が良い。
今流行りの多様化を会得できるチャンスでもあります。
が、これは言っても、納得しない人もいる。
(絶対勉強したくない!という強い意志を持った学生とか)
その場合、「とりあえずテストで出題されるんだから、勉強しなさい」と言うしかない場合もあります。
特に受験生には。
それで、無理矢理に勉強しても、
やりたくない→やらない→できない→やりたくならない→やらない→できない···
の 負のループ完成!です!!
それもこれも、便利になったがゆえ、なんでしょうね。
でも、自分で言語を使えずに翻訳ソフト等「自分の外部」に判断を委ねるということは、「自分以外の何かに支配されること」を意味します。
本当は、めちゃくちゃ危険なんだけどなー···
AIが人間の代わりに様々なことをできるようになっている今、「人間しかできないこと」をできるようにならないと、機械にとって代わられてしまう。
思考力はまさに、人間だからこそ、ですよね。
言語ひとつとっても、思考を停止して機械の翻訳を鵜呑みにすることは、人間の機械への隷属を意味しませんか?
語学学習において、まず基本的な単語の意味を覚えることはとても大切だし、
その上でその言葉の使用の仕方や派生語などを学んでいくことで どんどん世界が広がり、思考力も養われていく。
のーに!
その語彙力を軽視するのは、本当に勿体ないです。
タブレットがインターネットが、便利なのは分かる!
でも「調べれば分かるし」じゃなくて、言葉の意味は覚えよう!!
語彙力の差は、思考力の差!
がんばりましょう(๑•̀ㅂ•́)و