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生徒の満足度90%超!
大学受験の予備校で、現代文の指導をしているaikoです。

「大学の、その先」を考えた教育を提案します。

 
はじめましての方はこちらもどうぞ。
 
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先日の記事
の 続きです。





生徒達の話を聞いていると、
親子関係って本当に難しいなーと
思うことばかりです。


例えば。

Aちゃんのお母様は、教育熱心。
第一子のAちゃんはお母さんと
とても仲良しで、
Aちゃんはお母さんのことが大好きで。

でも
志望校や志望学部にアドバイスをくれたり
友達関係に口を挟んできたりして
その熱心さには 少しうんざり。
(聞いている限りでは常識の範囲内で、そんなに口煩くないと思います。でも、二人の会話を聞いたことはないので 実際のところは分かりません。)


Kちゃんのお母様は、わりと放任。
お姉様は慶應医学部の才女。
Kちゃんのことはひたすら溺愛で笑
「あなたの好きにして良いのよ」一辺倒。

でも
お姉様が優秀だからこそ 悩むKちゃん。
お母さんに何を相談しても
「好きにして良いのよ」しか言ってもらえず
ちょっと悶々とします。
(話を聞いている限りは、お母様は 最終決定に口を出さないだけで 色々な選択肢を提案してるように思います。でもKちゃんの心には響かず。)


二人とも、
お母さんのことが大好きだけど
お母さんに ちょっと不満。

でも端から聞いていると
二人とも ただの無い物ねだり。






Aちゃんの場合、
希望する学部・学校に進学できないと
「お母さんが口出ししたから、ダメだった」
と言う可能性がある。

Kちゃんの場合、
「お母さんが何も言ってくれなかったから、ダメだった」
と言う可能性があります。



これはほぼ全ての子に当てはまりますが、

何か不都合があると、
全部 お母さんのせいだ
と なるんです。

お母さんが、何をしたって。
お母さんが、何もしなくたって。







かくいう私も、
第一子出産後 ホルモンバランスの乱れから
ありました。
「全部、お母さんのせいだ」期。

予備校講師は弱肉強食の世界なので
自分の仕事を 他の先生に「取られてしまう」
という危機感は たいてい皆持っています。
(多分)

フリーランスの宿命でもありますが。


だから母は私に
「休んだら 仕事を干されるよ」
「キャリアは途絶えさせちゃダメ」
とアドバイスをくれ
私の仕事を 全面的にサポートしてくれます。

母のサポートがあるから
私も産後3ヶ月(娘の時は産後2ヶ月)で
教壇に戻れたし 何不自由無く
浪人生はもちろん 高校生の授業(夜9時まで)も
教壇に立たせてもらえているのですが、
心の底から授業が好きな私も
第一子出産後の産後鬱に勝てず。
(緊急帝王切開を受け入れられなかったというのも あります)


少しでも辛くなると、ありました。

「1月に出産して 4月に完全復帰なんて無理!」
「お母さんが休むなって言うから!」
「夫の給料でも生活できるのに、なんで働かなきゃいけないの!」
「お母さんが働けって言うから!」
(「働け」とは言われてないけど、脳内変換)


お母さんのせいだ

お母さんのせいだ

お母さんのせいだ


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分かってるんです。
母が正しいことくらい。

私にとっては休まない方が絶対に良いし、
今は休まなくて良かったと思っています。
第2子のときは こんなこと
微塵も思いませんでしたし。


でも、辛い時って 足下しか見えないから。
巨視的に考えられないから。

大人でもこうなのですから
(私が甘ったれなだけ?)
10代は もっとです。






結局、子育てって理不尽で。

頑張っても報われないし
理想はことごとく裏切られるし
むしろ 恨まれたりするし。笑


何をしても何をしなくても ダメなら、
「何もしない」という選択だって
アリだと思います。
勝手に育ちますよ、子どもは。

でも私は、
せっかく縁があって
私のもとに来てくれた我が子には、
私が思いつく限りの全てのことを
やり尽くしたいと思っています。
時には べったり。
時には 距離を保って。


お子様が「全部お母さんのせいだ」期に
突入してしまったお母様。
本人、そのうち気付きますから。笑
虎視眈々と チャンスを待ちましょう。