こちらに来て、しばらくは日本のラーメンが食べられなくても、平気だったのですが。
夜な夜なグーグルマップで「ramen」と検索しては、意外と市内に数多くあるラーメン屋さんのメニューやら写真やらを眺めていました(←全然平気じゃないですね笑)
日本で美味しく食べられるものを、こちらで高いお金を払って食べるのはなんだかもったいなくて、日本食屋さんにはまったく行っていなかったんです。
でもある日、どうしても辛いラーメンが食べたくなって、に懇願して日本人の方が経営されてるラーメン屋さんに連れて行ってもらえることに
前日から楽しみでメニューも予習して、朝からニヤニヤが止まらず、あまり乗り気ではない(ラーメンは好きだけれども気分ではなかったみたい)を急かして、ラーメン屋さんへ
ちょうど夕食の時間帯だったため並んでいて、20分ほど待って入店。
このお店では辛さを選べて、私は結構辛さに耐性があるから大丈夫だろう…と地獄2倍で味噌ラーメンを注文。(よく見ると「自家製ハバネロソース&ゴーストペッパー」と書いてある)
すると店員さん(中国系のお姉さん)が、
「本気ですか?これ本当に辛いですよ💦」
と心配そう。でもアメリカで辛さの洗礼を受けていなかった私は、え〜大丈夫だろうと思いつつも、店員さんが気を遣って
「じゃあ辛いソースを別皿に入れてお出ししましょうか?」
と言ってくださったので、お言葉に甘えることに。
今思えば、この時に地獄2倍をやめるべきだったのだが、その時の私は久しぶりの激辛ラーメンに浮かれていた…
しばし待って、
先に小皿に入った激辛ソースがテーブルに。
結構たっぷり入っています。
お箸の先にほんの少しつけて、舐めてみたらたしかに辛かったけど…スープで薄まるしね、と自己催眠をかける(笑)
そしてついにラーメンが着丼❣️
いよいよ激辛だ〜とソースを入れる…が、自分の辛さの耐性を過信していた私はドドドっと1/3くらい入れてしまったのです…少しずつ味見しながら入れればいいものを…
楽しみにしていた激辛ラーメンをいざ、実食!とすすってみると…
もぐもぐもぐ…
噛めば噛むほど、口に激痛が
あれ?辛いのスープだけだよね?と麺をスープから避難させて食べても、痛い
逃げ場がない…と玉子やコーンに助けを求めるものの、もう口の中が辛さにやられてて、何もかも痛い(笑)
普段辛いものを食べても汗をほとんどかかないのに、冷や汗がやたら出てきて、目から涙が止まらず、体が震え始めました…
え、これは無理だ…と大好物(のはずだった)激辛ラーメンを前に呆然としていると、
が注文した豚骨ラーメン(辛さゼロ)を
「これ食べる?少し辛さが和らぐかもよ
」
と言ってくれたので、一口もらう…
豚骨が優しい〜けどスープが熱くて口の中が痛い(笑)
結局、白いごはんをもらって、それに麺を避難させて、冷めた豚骨スープをチェイサーに(笑)できるところまで食べ進めましたが、どうしても無理で、完食できませんでした…
1/3の量でこの辛さって、全量入れてたらどうなっていたんだろう?店員さんのソース別皿の提案がなかったら…
「アメリカの辛さは半端ないからね〜
僕も昔カレー屋でカレー頼んだら辛すぎてさ…ぺらぺら…ぺらぺら…(←後半ほとんど耳に入ってこなかった笑)」
そうなんだね…思い知ったよ…
辛さや痛みやら、ショックやらですっかり魂が抜けていましたが、帰り際店員さんに
"Thank you for saving my life!(命を助けてくれてありがとうございました)"
と伝えると、
"I didn't want to ruin your ramen!(ラーメンを台無しにしたくなかったので)"と
アメリカの激辛料理の辛さレベルは、甘く見ちゃいけないと学びました
この後しばらく辛い料理を避けていましたが、
今このブログを書いているだけで冷や汗が出てきています…恐るべし
何事もほどほどに ですね💦