そのころ妖精界では、昼過ぎになっても帰ってこないコロッコを心配して、ミヤ母さんが家中を探し回っていた。
「コロッコ、いるなら返事をしてちょうだいな。寝ているの? コロッコ、コロッコ!」
コロッコの部屋に入ってみると、机の上にはメモが置いてあった。
~ミヤ母さんへ~
私は今、お母さんのために花を摘みに出かけているの。ハクじいさんが、私が探検を楽しみながらお母さんにプレゼントを持って帰れる場所を見つけて地図をくれたの。すごいでしょ!
お母さんにはお話中みたいだったから何も言わなかったけど、安心してね。
お母さんのためにたくさん花を摘んでくるから楽しみにしてて!!
じゃあ行ってきます!
※お昼過ぎには帰れると思うよ ~コロッコより~
(そんな・・・。でももうお昼じゃない。コロッコに何かあったらどうしましょう・・・。
ハクじいさん、ハクじいさんはどこかしら!)
ミヤ母さんは、コロッコに仕事を頼んでも何をしてもコロッコのことをとても愛しています。 すぐにハクじいさんを探しました。
ハクじいさんはお店でお買い物中でした。
「ハクじいさん、ミヤです。朝方コロッコが家を出たきり帰って来ないのですが、コロッコはどこのお花畑に向かったのですか? 何かあったら心配です・・・。
教えてください!」
「お~これはこれはミヤさん。こんにちは。 今日もいい天気ですなぁ。
コロッコのことでしたな。あの子は今『秘密の花畑』を探検しに行っておる。 地図を持たせたから大丈夫じゃ。
いざとなったらわしの所へ来てくだされ。
それとも今知りたいかね?」
「ええ、もちろん今知りたいですわ。コロッコはどこにいるんでしょう?」
一目でミヤ母さんが不安なことが理解できる。本当に、本当に心配なのでしょう。
ハクじいさんが家まで帰ることを告げると、たちまちものすごいスピードでハクじいさんを乗せて飛んでいきました。


やへんてこな花
が咲いている。
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