本棚を何度整理しても
この本はずーっとスタメン選手。
♪みんなちがってみんないい~
の金子みすゞさんの詩集。
むずかしい言葉は何一つ使われていないし
むしろ、文章全体まあるい印象なのに
本質をまっすぐついてくるから
どんな気持ちで読んだらいいのか毎回わからなくなる。
一番のお気に入りは「蜂と神さま」。
神さまはどこにいる?の答えはここにあると思っている。
「蜂と神さま」
蜂はお花のなかに、
お花は庭のなかに、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに、
そうして、そうして、神さまは、
小ちゃな蜂のなかに。
・・・
存在するものすべてが神さまで
すべてが神さまなのだから
神さまはどこにもいない
と理解している。
(みすゞさんはそんなことひと言も書いてないけどね)
特定の宇宙のエネルギー体は存在しているけど
それは神さまではなくて宇宙人だからさ。
もし神さまと呼べるものがあるとしたら
すべてのなかにあるものなんだ。
全体だから特定の神さまはいない。
「うん、なんかそれわかるわ」
って、頭じゃなくて、体全体で
いや、魂が返事をしたあなたは
そろそろ既存のルールは全無視していかないとね。