振り回される日常で’真空’をつかむ | ワタシ的コーチングのどうでもいい話

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コーチングを学ぶ日々に、感じたこと、気づいたこと、体験したこと、
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コーチングっていったい何するの?コーチングすると何が起こるの?のほんの一例。

いま、仕事に振りまわされていますっ( ̄∇ ̄;)
仕事や日常のタスクに振り回されるなんて、コーチ的に、超格好悪くない?!

という話を、先日自分のコーチにしたら大うけでしたw

今日はそんな私に、ひさしぶりにコーチから出された宿題について、シェアしたいと思います。

今月は、とにかく多数のプロジェクトが平行していて、どのプロジェクトもトラブル続き!勤務時間中は、細切れの時間の中を、息継ぎもせずに泳いでいる感じ。迷ったり、まごついたり、タイミングがひとつでも狂えば、窒息してしまいそう・・・。

大好きなコーチとのセッションがはじまるときは、大体いつも、現実的な悩みは吹き飛んでしまうことの多い私ですが、先日は珍しく、仕事中の息苦しさを口にしました。

それを聞いたコーチが、ひさしぶりに出した要望は・・・

『次のセッションまで、こんな忙しさがこれからずっと続いていてもOK!と思ってみて』

・・・・・・・・・・・・・私は、この要望を断固拒否!!(笑)

こんな忙しさがずっと続くなんて、冗談でしょ?!絶対嫌だっ!!!と思った私は、コーチに逆提案をしました。

『仕事に振り回されて息苦しさを感じるとき、「真空」の瞬間を持つようにします!』

「真空」とは、コーチと私の間で時折交わされている、特別な言葉です(と、私は勝手に思っている)。それは、静寂や安楽 とも違い、感情も身体感覚もすべてが無になり、ぽっかりと空間にスペースがあくような、そんなイメージです。

セッション次の日、あまりの忙しさに「真空」の「し」の字も思い出さずに勤務時間が過ぎてしまいました・・・。立ち止まるのが恐ろしいような、緊迫した時間の中で、「真空」の瞬間を持つのは容易ではない…。

さらに翌日に気を取り直して「真空」の一瞬を掴み取ることにチャレンジしてみました。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

その日も仕事が山積み。それぞれのタスクの締め切りが分刻みで着々と迫ってくる。

一瞬も無駄にできないという緊張感。
間に合いそうもないという絶望感。
おなかの奥がヒヤッと締め付けられる身体感覚。
首や肩にかかる強い力。

今日こそは「真空」をつかまえよう、と、ひとつの小さなタスクが終わり、次のタスクに気を向ける前に隙間をつくりました。その瞬間、体の動き、感情の動きを止め、「真空」を感じる…

それはほんの一瞬のこと。
焦りや緊張感、不安、期待といった感情と、お腹や背中の張り、といった身体感覚が、消え去り、空っぽに。

さて、その次の瞬間、時間が動き出したとき、だらだらと引きづられて継続していた感情や身体感覚が、パタッとリセットされていました。
その結果、次のタスクに移るのに、まったく力むことなく、集中力が高まっていたようです。

気がつけば、その日は思いのほか仕事が速く終わって、今後の仕事の見通しも余裕が見えてくるまでに。

本人もぽかーんと拍子抜け( ̄□ ̄;)。あれ?もう仕事終わってる??
あんなにびーびー騒ぎまくって、みんなに心配されていたのに、なんか、かえって罪悪感・・・。

延々と終わらないと思い込んでいたのは、どうやらただの幻だったらしい。不安や緊張って、相当無駄なエネルギーを使っているんだなぁ、と思いました。

私的に、日常に使える、新しい小技でございます。