「 感動しました」
『初任者研修第1回校外研修(小中共通)』が終わり、
研修会場を出た瞬間、会場の後ろでずーっと見ていてくださった
研修担当のN係長様がドアの近くまでお迎えに来てくださっていてそう声をかけてくださいました。
西宮市教育委員会様に、
接遇マナー・コミュニケーション研修講師として
毎年通わせていただくようになって10年以上
23日 研修に伺った時、
エレガントににこやかにお迎えくださいましたN係長様。
「 今年もお越しいただき、ありがとうございます。
お迎えできて本当に嬉しいです。
教師になって、いろいろ悩んでいた頃、
先生の10年次研修を受けさせていただくことができました。
先生の研修、マニュアル でなく、
人間として、教育者としての在り方、生き方、教えていただき
人生が変わりました。素晴らしい研修でした。
お蔭で、こうして教育の場に身を置き続けることができ、
先生をお迎えする担当となり、すごく嬉しいです。」
コロナ禍の中 大学生活を過ごされた方々はどちらでも
企業研修に伺っても、全体的に、反応が薄く、無表情、
声が出ない方が多いです。
そして、目があわない 合わせることが苦手。
体が逸れる方も多いです。
声を出してはいけない、人と接触して関わってはいけない、
マスクで表情が見えにくいという生活が長かったので。
お顔の筋肉も声帯も、氣がつかない間に動かさない習慣になってしまっています。
でも、
心体は 約37兆個の細胞のひとつひとつがつながってひとつになって働くようになっています。
だから、無表情でいると、心も頭も身体も 動かないようになります。
口角を引き上げて 前歯から奥歯まで10本以上見える爽やかな笑顔の口元( あいうえおの いの口の形)をしてねとお伝えしても、
口が開けられない、歯を出すことができない、形作ってもすぐに閉じてしまう方は、心も頭も固い。動かない。
口の周りの筋肉も固いから、人に出会っても自分から声を出して挨拶ができない方がほとんど。
そうすると、相手は、私は嫌われている、軽んじられている、無視されている、感じが悪いetc.とお感じになり
よい印象を持ってくださいません。
せっかくお一人おひとり持っていらっしゃる能力(思い・技術・知識・情報など)を、
成果・結果( 私は頑張りました。一生懸命にやりました、ではなくて、
相手から あなたに出会えて、あなたに頼んで、良かった、と喜んで頂けること)
に結びつけることができなくなります。
第1ハードルの
第一印象から越えられないですから。
一番大切な 聞き方の基本あ・い・う・え・お
相手の目を身体正面にして柔らかな目で見る
一生懸命に聴く( 聞きたくないクレームやお叱りの言葉 自分と考え方が違う と思う話ほど、
一生懸命に聴く。と、人間としての器が大きくなる)
頷く、促す、返事をする、反応を返す
笑顔で
おしまいまで聴く 聴き方を。
そして、相手の言葉を復唱しながら聴く これが大切。
などなど 体験していただきながら約2時間
実習中心で過ごしていただきました。
どんどん 表情が明るくなり 動くようになり
反応もお返事も返ってくるようになり
お隣の方と 会話が弾むようになり会場の空気も活気にあふれ、、、。
『 修身教授録』など、先生方に読んでいただきたい本を持って行っておりました。
テーブルに並べていたのですが、時間内に紹介できずに控室まで戻ってきましたら、N係長様が
持って行っていた本を見せてほしいと言ってくださって。
ご覧にいれると、
「 本を読むことが大好きなんです。」と一冊一冊手にとって、
「『修身教授録』と『春宵十話』に特に惹かれます。
すぐに 購入して読みます。」と。
終始、にこやかに美しい言葉でエレガントにいらっしゃるN先生のお姿に、
「 流石」と ありがたく存じながら帰ってきました。
「今年も、初任の先生方に山本先生の研修を受けてもらえ本当に嬉しいです。」
こちらこそ ありがとうございます。
感動 いただきました。