第4日曜日の午後は
清藤直樹先生の 『神戸ホツマ勉強会』
令和5年12月は、
ほつまつたゑ 御機の七(みはたのな)
遺し書 祥禍を立つ文(のこしふみ さがをたつあや)
神話で有名な 天の岩戸開きのお話が出てきます。
アマテルカミが、ソサノオのあまりにも度を越した、酷い、民を困らせる狼藉に
、、
『 天が下、和して巡る
日月こそ 晴れて明るき
民の親なり 』
と、諭しても、
巌蹴散らし、なを怒り 暴れまわる、、
君恐れまし
岩室に 入りて閉ざせば
天が下、光影も彩なし
安河の 闇に驚く
と、その場面は書かれております。
ここで、私が想うのは
『君恐れまし』の言葉です。
暴れん方のソサノオを恐れて、、女神のアマテラス様が 天の岩戸にお隠れになった、、というのが、一般的に伝えられている話ですが、
君 アマテル大御神が『恐れまし』たのは、
ソサノオではない
と、私は感じております。
ほつまつたゑにも、アマカミさま、アマキミさまの尊い御心、祈りの言葉は、あちらこちらに書かれておりますが、
私が生まれ生きている、今この時でも
天皇陛下の祈りが
この地球上で起こることのすべてをご自分の責任とお考えであり、世界中の安寧と人々の幸せを祈り、
災いがなされるのが天の意であり避けられないのであれば、そのすべてを、先にご自分の身体に通してから降ろしてくださいと、毎朝、天に祈りつづけてくださっていることを学ばせていただいているからです
宮崎貞行先生のご著書
『寄りそう皇后美智子さま〜皇室の喜びと哀しみと〜』の中にも何度も書かれていますが、
どんなに理不尽なことがなされようとバッシングを受けようと、そのすべてを受けとめ、誰をも責めず、ただご自分の至らなさをみつめ、自身を禊ぐこと、深めること、高めることのみに心を置かれ
祈り続けていらっしゃった
上皇陛下・美智子様のお姿。
今上陛下、雅子さまの眼差しからも
その御心の尊さ、有り難さを頂戴しておりますが、
『ほつまつたゑ』を学ばせていただき、
クニトコタチさまの
天の意、愛、
その 祈りが、DNAの中にも受け継がれている
アマカミさまたち。
アマテル大御神の誕生の前に、
この大八洲の日本の国を、そこに暮らす大御宝である人々を、安心して幸せにできる国に、政ができる君を産みたいと、ハラミ山に登り
清らかな池の水で左目を洗い 日霊に祈り、右目を洗い月に祈り、ご自分に少しの曇りもないように 真澄鏡を造らせ禊ぎされ祈り続けてくださったご両親の
イサナキさま、イサナミさま。
イトリ山にて 8,000回もの禊ぎをして、天に祈り続けてくださったお祖父様の
トヨケオオカミ様の その祈りが天にとおり、授けられたアマテル大御神。
トの教え
宇宙の愛
と存じております。
もちろん、ほつまつたゑ では、
アマテル大御神は、男性。
神ではなく、私たちの ご先祖様です。
アマテル大御神が、『恐れまし』たのは、
恐れ ではなく 畏れ であると存じます。
『 天 』 『大いなる存在』
『宇宙の法。 』『 神 という存在』
ソサノオ様の想い、行いを鎮めることが
できない。
ますます、ソサノオの怒りが強まっている。
すべては、自分の至らなさ。
自分の祈りが足りないことが原因と、
自分を恥じられたのではないかと 私は存じております。
岩戸に籠られたのは、天の意をまっすぐにいただくための 祈りの場。
瞑想をするために籠られたように、私は感じております。
そして、神話では、『天の岩戸 』の話は一応、知っている方が多いと存じておりますが、ほつまつたゑ7アヤの中では、
さらりと書かれていることも意外なことでした。
この天の岩戸を開くために
オモイカネさんが演出・企画なさったことが、今に繋がり
お神楽に。
さらに、岩戸の前に置かれた鹿島鳥が、
神宮の 遷御、ご神体が旧宮から新宮へお遷りになる遷御の 最初の合図の「カケコー」と三度鳴く、鶏鳴所役の声へと
今にも 繋がっている
アマテル大御神が岩戸からお出ましになり、皆々が喜び
その様子・心持ちを アマテル大御神の妃のおひとりの
東の典侍妃のオオミヤミチコが歌った 道すけの歌
『 天晴れ あなをもしろ
あな楽し あなさやけ
をけ さやけをけ
あわれ をもしろ
さやけをけ あな楽し』
は、今も、熊野那智大社の扇祭の宵宮で、舞われている。
日本て、本当に、凄い
縄文のアマテル大御神の御代から、現在まで、 残っている
遺している。 伝承している。
ありがたいのです
上に立つものの
国望む 道なす歌に
『 天が下 和して巡る
日月こそ 晴れて明るき
民の親なり 』
この歌があることを、
アマテルカミは、ソサノオにお伝えになった ( もともと、この意識が 教えが
アマテル大御神の御代より前に あったのですクニトコタチさまから )
この意識の日本の国に
今世 生まれてくることが出来た
自分の命に感謝することができた
お蔭様です。
ありがとうございます
テキスト: 『ほつまつたゑ 全』(鏑 邦男編著)