『挨拶は人間関係を築く基本のマナー』
「道でぶつかっても挨拶ひとつしない人でした。」
「いつ出会っても元気に挨拶してくれる人でね・・。」
その人の人間性・人柄を言い表す時、挨拶をする人かしない人かで表現すること、
多いですね。
聞いた人も、それで大体、その人の日常の暮らし方、周りにある人間関係までを
想像することができます。
挨拶の挨の字は、開く、拶は、迫るという意味です。
つまり、人に出会ったら、先に自分の心を開いて、自分から相手に寄り添っていくということ。
相手を大切に思っている心や、
(あなたがそこにいらっしゃることを、私、知っていますよ。)と
相手の存在を認めていることを自分から言葉で伝える。 これが挨拶です。
挨拶のポイント(悲しみ事の挨拶以外)は、
あ・・明るく。相手の目を見て。相手に届く声で。
い・・いつでも、どこでも。
さ・・自分から先に。爽やかに。
つ・・続けて+ひと言。
笑顔であれば明るい声が出ますが、語尾に力を入れないように
気をつけてくださいね。
押し付けがましくなったり、きつく聞こえます。
そして、どんなに爽やかに大きな声を出しても、
相手を見ないで、伝えただけでは心は届きません。
忙しくても、一瞬でも、ちゃんとお顔を見て、伝えましょう。
また、挨拶言葉だけでも十分良い人間関係は築いていけますが、
そこに「暑くなりましたね。」「今日も素敵なネクタイですね」等、
プラスひと言があれば更に親しみが増します。
プラスする言葉は(相手を否定する言葉でなければ)
どのような言葉でもよろしいのですが、
簡単で、しかも世界中の誰もが一番嬉しい言葉が、
名前です。 その方のお名前。
名前を呼んでもらったら、それだけで相手の中に自分の存在がある
ということがわかるからです。
私を認めて! という存在欲求が名前をよんでもらえるだけで満たされます。
それから、時には挨拶をしても、返して下さらない方もいらっしゃいますね。
その様な場合は、傷付きますし、挨拶をしない方がいいのかしら
と思ったりもしますが、
挨拶は存在認知です。
人を人として大切に思う心を伝えるものです。
相手がなさる、なさらないに関係なく、
自分は人を大切にする人でありたいと思うならば、
どんな相手にも爽やかな明るい挨拶を続けていきましょう。
まずは、一番大切な家族から。
笑顔に心をこめて、 明るく爽やかな挨拶から
一日を 素敵にスタートさせましょう。