明治天皇御製  昭憲皇太后御歌

ご生涯の中で詠まれた御製の数、九万三千首を越え、

歴代天皇の中でも随一の明治天皇

お父様である孝明天皇が、幼少の頃より

日に五首ずつ詠むようにと 教育なさったそうです。

幼いころから、和歌を詠み、音霊・言霊の響き、 祈りの力

ご聡明で お強く  尊くいらっしゃった 

明治天皇の御製と 

あの明治維新の国難に 天皇をお支えになって

国母と讃えられた 昭憲皇太后の御歌を

明治神宮で頂きました 

『五箇条の御誓文・ 明治天皇御製 昭憲皇太后御歌 一日一首』

より、 2首ずつ書かせていただきましたが こちらからは

あとの 3首です。 (31首、ご紹介いたしました)

ぜひ、朗誦して 味わっていただければと存じます。

 

 

◎ 器には したがひながら いはがねも

      とほすは水の ちからなりけり                (御製)

           ( 柔よく剛を制する力を秘める水の徳に学びましょう)

 

◎ ひとすぢの そのいちぐちも たがふれば

      もつれもつれて とくよしぞなき                (御歌)

           ( 糸口を見失うと解けなくなることがあるものです)

 

◎ いかならむ ことある時も うつせみの

       人の心よ ゆたかならなむ                  (御製)

           ( いつも落ち着いて、心は廣く豊かにもちましょう)

 

 

日本の國は 音霊・言霊が幸ふ國

和歌の力・歌の響き・波動・調べで導かれてきた國です。