声かけあって、一緒に仲良く暮らすこと。大切なことはそれだけ。

9月15日~18日、宮城県石巻市に仲間たちと行って参りました。
石巻の友人たちのご協力を頂いて、
復興住宅の中の集会所などで 講演会を開いていただいたり、
地元の方々との交流の場を沢山作って頂きました。

3.11の時、石巻市の消防署署長だった方や、
魚専門の運送業の本社は津波で壊滅、
でも残った高台の倉庫を被災者に開放、倉庫にあった冷凍魚をすべて、
皆に配られたご家族や、
町がすべて津波の後、火災で焼き尽くされた南浜でご両親を亡くされた
語り部さんをなさっている女性 他
沢山の被災者の方々のお話をお聴ききし、学ぶ機会を頂戴できました。

その中で出逢った60歳位の男性の言葉。

「人に会ったら、あいさつをする。声をかける。
 おはよう。腰の調子はどうや。 東京の孫はもう小学校か。
 そんなことでいい。何でもいい。
 何かあった時、あいさつしてる人、声掛け合っている人は 顔が浮かぶ。
 助けたいと思う。 一緒に逃げようと体が動く。

 声かけあって、一緒に仲良く暮らすこと。
 大切なことは、それだけや。」

自宅で地震が起こった時、すぐにお隣の寝たきりのおばあちゃんを負ぶって
助け出し、自宅2階に家族と共に避難。
その後、予想していなかった高さの津波に、命からがら
おばあちゃんと共に屋根の上で二晩すごし、
自衛隊に助けられたとい体験を語ってくださった方でした。