ザ・クラブジャパン関西
CSホスピタリティ・アカデミー様での6月7日の
講演をお聴きくださった方からのご紹介で、 昨日、ひとりの青年がお越しくださいました。
とっても優しくて真面目で、がんばり屋さんの彼 、素晴らしい会社に入社され、 同期の中で選ばれて早々に海外に。
やり甲斐のある仕事にも上司にも恵まれて バリバリとお仕事をなさってきたけれど、
昨年、日本に帰られてから期待に応えよう、 応えたいと頑張りすぎて無理を重ね、 心の病にかかられ現在休職中でした。
彼のお話をお聴きしてから、私が最初に伝えのは
「休もう」。
シンキング・リンの音を響かせた静かな部屋で、 ただ背中に手をおいて 手当。
手のひらから、彼の心の中の泣き声が伝わってきた。
浅かった呼吸が、少しずつ、少しずつ、 ゆっくりになって 彼は寝息。
テーブルにもたれて寝ていた彼が 幼子のようなお顔になってふわっと目を覚まし
「(顔を突っ伏していた)腕が痺れました。」
顔を上げた彼は、にっこり笑って。
「休むって、こういうことなんですね。
すごくリラックスできました。 久しぶりに、寝られました。すっきりしました。」
それから、呼吸法。数息観。
母音発声。あわうた。
息と声 で、体の内から元気を取り戻せた彼。
「今、自分の顔がすごく輝いています。 輝いていると思うのですが、いかがですか。 久しぶりに、目に光が入ったという気がするんですけど。
久しぶりに、笑顔です。心からの。
内側から、嬉しくて仕方がない が、溢れてきます。
今すぐ、上司に会いたいです。 ずっと心配してくださっている上司に この笑顔を見てもらって、安心してもらいたいです。
早く会社に行きたいって気持ちで溢れています。 大丈夫。できる気がします。
バリバリ仕事をしたいです。」
「こんなに元気になりました。 今、こんな仕事をこんな風に元気にやっています。
って、報告に来ます。
来させてくださいね。
本当に、ありがとうございました。」
お別れに、
お仕事の名刺を出しながら、
「素晴らしい会社ですよ。 この経験も活かして、 後輩を育てられる人になっていきます。」
何度も握手して、何度も、手を振りながら、 笑顔いっぱいで帰ってくださいました。
幸せ。ありがたいなあと、本当に思います。感謝。
お陰様です。
息子と同じ年の彼のお元気とお幸せを、 心から祈ります。再会が今から楽しみです。