伊勢の神宮の最も大切な神嘗祭と6月・12月の月次祭。

3つのご神事のひとつに合わせた、伊勢修養団の研修。

『神話を体感する会』は、

1300 開講式の前に 開講の心得として

礼法作法の実習から始まります。

大広間。畳の上に正座して、立ち方・座り方

お辞儀の仕方。瞑目。正座。起坐。胡坐のかき方・・。

何度も練習してから

あたたかなお迎えを頂いて 元氣に開講式。

そして、おふたりのご講演、夕食の後

1900~灯火の集い(静かに自分を見つめる)水行の

五十鈴川の禊と、

2045~内宮月次祭奉観と 続きます。

16日は、全国各地で初雪が降った程、寒い日でした。

水行方法の説明を大講堂で受けていた時、

窓の外は、風が吹き荒れておりました。

気温も低い上、暴風。体感温度は?と思いもしましたが

禊に対する 不安は全くありませんでした。

お陰様で、1900には、風が静まり

お着替えなどの女性のお世話役をさせて頂き

五十鈴川に白衣一枚で歩いていきましたら

川の中にすでにぼんぼりを持って、すっくとお立になっている

赤塚さんと出路さんのお姿が。

魂振り 舟漕ぎなどで 体とこころを整えて 静かに

五十鈴川へ。

思っていたより今回も水は冷たくなく

肩まで沈めて、明治天皇御製の

『 五十鈴川 清き流れの末汲みて

        心を洗え  秋津島人』を

沈黙の時間も入れて 3回朗誦するころには

体も心も 涼やかに清らかに 静まり

有難さと 清々しさで満たされました。

川の中から見上げた空の 満天の星。

沈黙 の中で、思わず声を出しそうになったほど

本当に美しゅうございました。

12月の五十鈴川での禊は、

まだ体験したことございませんが、

12月の五十鈴川だからこその

禊の素晴らしさ・有難さを今回も頂きましたこと感謝。

そして、 内宮月次祭奉観へ。

今回は、人数も少なかったこともあり

10月の神嘗祭の時のようなざわついた荒さも雑音もなく

こころ穏やかに、約1時間の待ち時間を

祈りの中で過ごすことができたこと、更に感謝でした。

杜と、宇宙と 一体になる。

この体感は貴重です。

ご神事は、22時~24時頃まで 静かに粛々と続きます。

お側に身を置かせて頂き 奉観させていただける幸せに

ただただ 有難い時間でした。

翌朝、6時から 正式参拝。

御垣内に入らせていただいて、感謝と祈り。

宇治橋を渡り終え、 しばらくして振り返った時の

朝日の大きな輝き。美しさ。大感謝。大感動。

ありがとうございます。