10月12日 行ってきました。
11月13日 千種鉄講演会 をコーディネートさせて頂きました
宍粟市千種町 天児屋鉄山跡のたたら場。
千種中学2年生の生徒さん達の 授業のひとつとして
昔の製法で 鉄づくりの実習の見学。
カメラを持って、見学させてもらっていると
人懐こくて、
とっても笑顔の素敵な子ども達が、
何気なく 側に来てくれる。 挨拶してくれる。
炭を切る作業で子ども達のお顔は
マスクをとったら お鼻のまわりが真っ黒クロ。
そんなお顔も、面白がって 何気なく見せてくれる。
消防団の半被に 皮の手袋、ゴーグルをつけて
夏休み、天児屋鉄山で磁石で集めた砂鉄 と
炭を、ごうごうと燃えている炉に入れる作業。
炉の中の温度を確認する。
先生方や、地元の方々に教えてもらいながら
全員が いきいきと作業にいそしむ。
お側に立ってくれた男の子に、
「鉄作りは、 楽しい?」って 尋ねると、
「はい。 楽しいっすね。
今日が本番だけど、 その前に、鉄山の歴史や
のろ や、けら など、鉄のことなど、
いろいろ勉強するんです。
千種は、日本の鉄のふるさとなんです。」
などと、 誇らしげ。
「すごいね。 じゃあ、千種鉄の歴史は
千種中学校の生徒さん達が守ってるのね?」
と 続けると
「あ そうですね。はい。僕らが守ってるんです。
僕らが、守っていくんです。」
かっこいい。
こころの中で 拍手しました。
いよいよ、不純物の混じった のろ を流し出してから
純粋な けら (鉄)を 取り出す時間に。
炉のまわりに集まった子ども達。
みんな、本当にいい笑顔。
と、思っていたら、 ひとりの男の子が
みんなに、にこにこ声をかけました。
「みんな、笑顔やで。さわやか笑顔の中学生。
ぼくらは、笑顔、大切に。」
え~!! なんて、素敵! なんて 素晴らしい!
初めて見る 鉄作りも すごく楽しかったけれど
千種中学校の子ども達に 一番感動した
秋の一日でした。