校の同窓生。
同じクラスにはなりませんでしたが
いつも明るくて 優しくて 面白くて
人気者だった彼。
どこでもみんなの中心で 

 いつでもあったかく笑っていた彼が


 高校時代から
認知症で次々と問題を起こしていたおばあちゃんの
 お世話・介護を 家ではずっとしていたって。
どしゃぶりの雨の中、
ふらふらどこかへ出てしまったおばあちゃんを
 さがして、隣町にいく峠道でみつけて
 おぶって家まで帰ったり
 そんな日々を過ごしていたなんて。


彼が33歳の時、心臓でお倒れになり余命2年と宣告された
 お父様を、それから16年、ずっと介護していたって。

全然知りませんでした。


「新婚旅行と子ども達がプレゼントしてくれた
 銀婚式の時の旅行。これまで
嫁さんと一緒にいった旅行は これだけ。
家 あけられんかったからな。」って。


昨年、あるご相談を受けてから 時々連絡を
 取り合っている彼は、今、校長先生。


仕事で近くに行った帰りに
 相談を受けていることで立ち寄らせていただいて
初めて 聴かせていただきました。

なぜこんなにやさしいの?あったかいの?大きいの?
見守っていこうと 育てようと
そこまで出来るの? 思えるの? 


相談を受け 私も彼女の幸せを
ずっと祈り、出来ることをさせて頂きたいと
思ってきたけれど、やってきたけれど


 ずっと なんてすごい人 あたたかい人と
彼に対して思ってきた。

 
その理由の中の一部分がわかった。
 


「人はひとりで生きとんと違うからな。
 みんなに助けられて生きとんやから
 みんなと仲良くせなな。
 喜んでもらえるように生きなな。
 あかんやろ。 」

高校時代とかわらない 人なつっこい
あったかい まあるい笑顔で語る彼。


ありがとう。 
あなたが 教育の場で多くの命を育まれ
 校長先生になってくださっていることに
感謝致します。


 わたしに連絡をくださったことに 感謝しています。
出会えて嬉しかった。 ありがとう。