マナーの原点 接遇マナーは、

正しいか正しくないか ではなく


相手と自分と、

それからその周りにある空間や第三者に


どれ程、

あたたかな やさしい空気をプレゼントできるか。

美しい 和やかな空間をつくることができるか。


出会えて良かった。 もう一度会いたい。

と 思って頂けるか 

そんな空間をつくれるか だと思います。


36日 名古屋から姫路に帰る新幹線の中、

お隣りになった青年

まさにこのような想いを頂ける素敵な方でした。


のぞみ自由席に乗って、

3列席の通路側に席をみつけました。


窓際の席に青年がひとり。

彼はご自分の荷物3つを足元に置いてお座り。


私はトランクと大きな重くなってるバック。

真ん中の席は空いていたので、椅子に掛ける時に、彼に、


「こちらの席、半分、

バックを置かせて頂いてもいいですか?

どなたかがいらっしゃるまで。 」


とお声をかけますと、やわらかに微笑みながら、

ゆったりとしたやさしいお声で


「 どうぞ、お使いください。」


と、すぐにお返事くださって。

そして、私の足元のトランクに目をやり、


「よろしければ、そのトランク、上にあげましょうか?

大きなトランクですから足元が狭くなるでしょう?」


と、言の葉を返してくださったのです。


なんて、やさしい 思いやり深い 親切な若者!

と、感動。


それをきっかけに、お話を始めました。


その素敵な青年は、

中国人のお父様と日本人のお母様のハーフ、

上海生まれ、東京育ちの23歳。


一流企業にお務めの方でした。


息子より年若い、とっても素晴らしい青年と、

それから、姫路に着くまで、

ずっといろいろなお話をしながら帰って来たのですが


私のどのようなお話でも、

必ず笑顔でこちらの言葉を受けてくださるし、


ご自分のことも、気軽にオープンにお話くださる。


すべて、明るくやさしい言葉で、

やんわりと、ユーモアもまじえて。


本当に、感動するほど、

嬉しく楽しい時間をすごさせて頂きました。


自分のまわりに、

いつも、この様なやさしい空間があれば


毎日、

とっても優しくしあわせな気持ちで暮らせます。


 あなたに逢えて良かった。




ちなみに、彼は、

ご自分のかばんはずっと足元に置いたまま。


私も、トランクは足元に置かせて頂いていましたよ。