マナーの原点 接遇マナーは、
正しいか正しくないか ではなく
相手と自分と、
それからその周りにある空間や第三者に
どれ程、
あたたかな やさしい空気をプレゼントできるか。
美しい 和やかな空間をつくることができるか。
出会えて良かった。 もう一度会いたい。
と 思って頂けるか
そんな空間をつくれるか だと思います。
3月6日 名古屋から姫路に帰る新幹線の中、
お隣りになった青年
まさにこのような想いを頂ける素敵な方でした。
のぞみ自由席に乗って、
3列席の通路側に席をみつけました。
窓際の席に青年がひとり。
彼はご自分の荷物3つを足元に置いてお座り。
私はトランクと大きな重くなってるバック。
真ん中の席は空いていたので、椅子に掛ける時に、彼に、
「こちらの席、半分、
バックを置かせて頂いてもいいですか?
どなたかがいらっしゃるまで。 」
とお声をかけますと、やわらかに微笑みながら、
ゆったりとしたやさしいお声で
「 どうぞ、お使いください。」
と、すぐにお返事くださって。
そして、私の足元のトランクに目をやり、
「よろしければ、そのトランク、上にあげましょうか?
大きなトランクですから足元が狭くなるでしょう?」
と、言の葉を返してくださったのです。
なんて、やさしい 思いやり深い 親切な若者!
と、感動。
それをきっかけに、お話を始めました。
その素敵な青年は、
中国人のお父様と日本人のお母様のハーフ、
上海生まれ、東京育ちの23歳。
一流企業にお務めの方でした。
息子より年若い、とっても素晴らしい青年と、
それから、姫路に着くまで、
ずっといろいろなお話をしながら帰って来たのですが
私のどのようなお話でも、
必ず笑顔でこちらの言葉を受けてくださるし、
ご自分のことも、気軽にオープンにお話くださる。
すべて、明るくやさしい言葉で、
やんわりと、ユーモアもまじえて。
本当に、感動するほど、
嬉しく楽しい時間をすごさせて頂きました。
自分のまわりに、
いつも、この様なやさしい空間があれば
毎日、
とっても優しくしあわせな気持ちで暮らせます。
あなたに逢えて良かった。
ちなみに、彼は、
ご自分のかばんはずっと足元に置いたまま。
私も、トランクは足元に置かせて頂いていましたよ。